万が一のためのファッション講座

第10回 女子の洋服トークに付いていきたい!

2009.06.12 FRI

万が一のためのファッション講座


雑誌『S Cawaii!』。スタイリッシュに生きる流行に敏感な女性たちへ、パワフルな提案を毎号発信している女性ファッション誌。最新号の表紙には、なにげにモテちゃう 甘顔PINKメイク、ネオサファリ、ECOカワ、盛り服アゲ服、BQBなビキニなどの単語が躍っている

女子ファッション用語を知りたい



ファッションについて女性と語れる男になりたい。そう思って女性ファッション誌をチェックしてみましたが、単語の意味が全然わからない! まったく聞いたことのない単語やブランド名、略語、独特の言い回しの数々。ということで、女性ファッション誌に躍っている言葉の意味を解明すべく、『S Cawaii !』(主婦の友社)の黒沢あかね編集長に聞きました。『S Cawaii !』、通称エスカワは、なんと今や定番単語になっているエロカワやエロカッコイイという言葉を生み出した雑誌なのです。

「もともとは、読者が使っていたリアルな言葉なんです。エロカワも、セクシーカジュアルっていえばいいんですけど、それだとつまらない。時代の空気や気分は、なるべく取り入れるようにしています。やはり言葉遊びをした方が楽しいし、読者にもわかりやすいんです」

なるほど。読者目線なんですね。それにしても企画や、それこそ単語を決める企画会議は大変そうですね。

「企画を考えるときはどういう言葉が読者に伝わりやすいか、常々、意識していますよ。例えば、女の子っぽいアイテムと、男の子っぽいアイテムをコーディネートする甘辛コーデという言葉がありますが、同じ意味でもうちではさらに進化させてツンデレコーデなんて呼んでいます。あとボディコン風スタイルが流行っているんですが、ボディコンって言葉自体は80年代の言葉なので、ボン・キュッ・ボンコーデ、略してBQBコーデって呼んだり」

おっと、いきなりレベルが上がってしまいました。もうついて行けそうもないので、他にも女性誌特有の単語があったら教えてください!

「まずは通常の女性ファッション用語ですね。女性誌ではどこでも使われているけど、男性にはなじみのない言葉。今さらかもしれませんが、スパッツとレギンス。スパッツと呼んではいけませんよ。クラッチバッグも流行っていますが、これも男性的にいえば、いわゆるセカンドバッグです」

スパッツとセカンドバッグ。あまりに普通すぎて、男性は普通に使ってしまいますよね。それ以外にも、男性が知っておくと得をするかもしれない(?)単語をたくさん教えてもらいました!

まずは特殊なものではなく、ファッション用語辞典にも載っているような単語です。

チュニック「ワンピースみたいなものなんですが、それよりやや短いチュニック丈の略ですね。背の低い人は、チュニック1枚でワンピースのように着られます」

ベアトップ「キャミソールの肩紐がない胸だけのトップス。肩が見えます。ベアワンピースとかもありますよ」

カシュクール「着物のように前を合わせて巻き付けるタイプのシャツやブラウスです」

ホルターネック「前身頃の布を首の後ろでとめるタイプのもの。ひもで結ぶ場合もあります。背中がすごく露出しますね」

シュシュ「ヘアアクセサリーですね。筒状にした布の中にゴムが通されていています。ふわっとリボン状になったヘアゴムのイメージです。手首につけている人も多いですよ」

お次は、最近の流行になっているものを教えてもらいました。

ロングワンピース「そのままですけど、今年流行っているので、見かけたら即、褒めましょう(笑)」

ブラウジング「ブラウスをブラウジングするって使います。裾をふわっとさせて、ベルトでとめる。ゆるいシルエットにすることです」

チュチュ「今、流行っていますよ。もともとバレエの衣装で、薄く張りのある素材でできていて、スカートの下にはいてボリュームを出すアイテムです。それをスカートの下に重ねたり、下にパンツをはいたり」

グラディエーターサンダル「大きくレースアップしているサンダルですね。ローマ時代の剣闘士が履いてそう、というところからきたんだと思います」

ニコール・リッチー「ファッション用語じゃないけど、ハリウッドセレブの名前です。パリス・ヒルトンも人気だけど、ファッション的にはポップでかわいいニコールが鉄板ですね」

最後に、いわゆる形容詞。女性ファッションのジャンルを表す単語です。

マニッシュ「メンズっぽいアイテムを使ったスタイルですね。今だとベストとかジャケットとか」

ガーリー「昔の女の子風スタイル。ワンピースとかフラワープリントとか。ちょっと夢見がちな女の子が着そうな感じです」

フェミニン「もう少し大人っぽい、お姉さんっぽいイメージですね。ガーリースタイルより社会性があってOLさんに多いです。シフォンブラウスとか柔らかそうな感じ」

これ以外にもたくさん教えてもらったんですが、あまりにもありすぎて割愛します。でもこれらの単語を知るだけでも、女性ファッション誌を読んだり、女性との会話がちょっと楽しくなりそうです。
『LOVEリノベーション』。「オンナ30からの本気バイブル」という帯の言葉の通り、特にアラサー女性の心を掴んでいる。杉本彩や鈴木おさむとの対談なども掲載されており、男性からの支持も高いらしい

ファッション用語をさりげなく会話に盛り込むコツとは?



様々なジャンルがあり、どんどん新しいムーブメントや流行が生み出されている女性ファッションの世界。そんな女性ファッション用語をうまく会話に使えばモテるのか?。そこで、女性誌を中心に多くのコラムを書き、『LOVEリノベーション』という本を上梓した芳麗さんにお聞きしました。まず率直に、女性ファッションに詳しい男性ってモテますか?

「女性ファッション用語に詳しくても、遠回しに使った方がいいですね。『エロカワだね』とかって、絶対絶対、言わない方がいいと思います。基本的に女性にとってファッションは、自分はこう見られたいっていう表現のひとつなんです。かわいい系に見られたい人はかわいい格好をするし、セクシーに見られたい人は露出の多い格好をします。だから、こう見られたいっていうところを汲んであげたうえで、用語は知りつつも、その用語は使わずにほめるのがいいと思います」

勉強は無駄にはならなそうだけど、知ったかぶりしてストレートには使わないようにします。

「女性はいろいろな企みを悟られたくないんです。例えば香水をつけていても、いい匂いがするねはいいけど、何かつけてるの?と言われると冷めてしまう。自分自身がいい匂いだと思われたいんです。ファッションも同じで、ただ服をほめられるより、それを着ている自分を含めてほめてほしい。すごく似合ってるねというシンプルな言葉が一番ですね」

女心は複雑です。やはりアイテム名などの具体的な単語は使わない方が得策ですか? 多少はオシャレ通ぶりたいんですけど。

「『エロカワ』『エロカッコイイ』などのその人を形容するような言葉はもちろんNGなんですけど、単純なアイテム名だったら、うまく使えば効果的かもしれません。例えばパフスリーブ(肩口をふくらませた袖)を着ていたとしたらパフスリーブが似合う子が好きなんだとか。こういうほめ方だったらアリですね。え? 知ってるの?という会話へのきっかけにもなるし、へえ、好みなんだぁとうっすら伝わってきますから。ただ、なんで知っているのか気になってしまう場合があります。前の彼女や他の女の影響なのか、合コンなのか。もしくはマニュアルばかり研究している男なのか、と」

なるほど。あまり女性ファッション用語に詳しいのも、何か裏があると思われそう。

「それ流行ってるんでしょ?とは言われたくないですね。流行だから着ているとは思われたくない。その指摘が過去の流行だったりしたら最悪です」

そういう意味では、ある程度は「どんなものが流行っているか」を知っておくことは重要かも。間違えて、古くさい流行を持ち出さないためにも。

単語の意味を表面的に知っているだけでは、ダメなんですね。勉強は絶えずしておくべき、しかしそれをあからさまに出さないようにする、と。まずは巷にあふれる女性ファッション誌を読んでみることから始めようと思います。 これからは直接的に言わないで、
もう少し、やわらかく織り交ぜる話術を目指していきたいと思います。

次回はプロ仕様のスポーツウェアに迫ります。
今回とはうって変わって男心そそる内容になりそうです。

まだまだご意見など募集しておりますので
ご投稿よろしくお願いします。

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