秋葉原文化考

第12回 アキバ座談会で秋葉原を語り尽くす!

2009.06.18 THU

秋葉原文化考

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俺はマザーボードとCPU、
OSあたりの作業がめんどくさかったので、
BTOで極力基本的なスペックを選んで買って、
それを「カスタム」することで自作風に使ってます。
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投稿者:ゆぅたさん(神奈川県/男性)

BTOというのは、ユーザーがスペック、構成を考えて、
オーダーメイド感覚でショップやメーカーに
組み立ててもらうパソコンのこと。

いちから組み立てると手間がかかるパソコンですが、
組み立てられたものにメモリを増設したりするのなら
比較的簡単にできますものね。

PCを購入する時の選択肢はメーカー製のPCだけではないんですよね。

さて、秋葉原の魅力をお伝えしてきたこのレポートですが、
ついに今回で最終回を迎えます。

半年間にわたったこのレポートの最終回では、
秋葉原のニュースを伝えるウェブサイトの記者さんに
集まってもらい、座談会を開きました!

三人寄れば文殊の知恵という言葉もありますし、
みんなで話をする中で、
アキバの未来が見えてきた! かも。
撮影/ヤマグチタカヒロ PCパーツ情報を扱う「AKIBA PC Hotline!」。幅広い情報を扱う「アキバ総研」。秋葉原の企業情報などビジネス的な情報も扱う「アキバ経済新聞」。各メディアそれぞれ特色があります

アキバメディア座談会、開催!「秋葉原の魅力ってなんだろう?」



知れば知るほど魅力的になる街・秋葉原。

PCや漫画、アニメ、最近ではビジネスやイベントの場としても使われることの多い街だけに、ネットには秋葉原ニュースを専門に伝えるメディアも多数あります。今回はそんなメディアの方々に集まってもらい、秋葉原について熱く鋭く語っていただきました!

集まっていただいたのは「AKIBA PC Hotline!」 /鈴木光太郎さん(写真左:以下「鈴」)、「アキバ総研」/金田北斗さん(写真中央:以下「金」)、「アキバ経済新聞」/北川智香子さん(写真右:以下「北」)の3人。さっそく、「アキバ座談会」のはじまりです!

●秋葉原を紹介するメディアの担当者として思う、秋葉原の特徴や魅力とは?

金「基本的になんでもありで、アイデア勝負の商売ができるところが秋葉原の面白いところですよね。その中でファンを獲得して残ったものが、魅力的な秋葉原の文化になっていくのではないでしょうか」

鈴「秋葉原はどの分野・趣味でも、狭く深く追求する傾向がありますね。その狭さ、深さが街の面白さにつながっています。自作PCもそうですが、男性的な趣味の街であるところが秋葉原の魅力というか、特徴だと思います」

なんでもありかつ、それぞれを狭く深く追求していくなるほど、確かに秋葉原の魅力はそういった、色とりどりのニッチなお店が併存しているカオス感にありますよね。

北「加えて言うと、街の雰囲気も独特というか異質ですよね。看板ひとつとっても、街中に美少女が描かれた巨大な看板がかかっているのは、世界広しといえども秋葉原くらいではないでしょうか(笑)。すごく風景がカラフルですよね」
撮影/ヤマグチタカヒロ 秋葉原のお土産「メイドクッキー」や政治家のキャラクターがパッケージに描かれたお菓子を食べながら行われた座談会。「お菓子ひとつとっても面白いのが秋葉原ですよね」との意見も
●秋葉原のニュースサイトならではのエピソードは?

鈴「PCショップが倒産したニュースの反響は大きいですね。ページ閲覧数にも表れますし、ほかのお店の店員さんとも話題になりますね。明るいニュースでいうと、以前ファミコンの本体をPCに改造したファミコンPCを取り上げたのですが、それもアクセス数は多かったです」

北「そうですね、ブルマをはいたお尻の形をした枕ブル枕や、店員が弟のように振るまってくれる弟カフェのニュースはmixiでも日記が多く書かれたり、こういうちょっととがったニュースはアクセス数が多くなりますよね」

なるほど。アキバ総研さんの場合はどんなニュースの反響が大きかったのですか?

金「私はいつも秋葉原を歩いてニュースを探しているんですが、08年にはコスプレをした女性の暴走族(?)がなぜか秋葉原に来ていて、たまたま通りかかったのでインタビューをした記事は反応が大きかったですね。また、04年のヤマギワの火災の際には編集部の記者がたまたま通りかかり、間近で写真を撮ることができました。その写真はテレビのニュースでも使われるなど、いろいろと話題になりましたね」

ほぼ毎日秋葉原を訪れているという皆さん。やっぱりいろいろなエピソードがあるんですね。歩いているとニュース記事になるような出来事が起きるのも秋葉原の魅力なのかも?
撮影/ヤマグチタカヒロ 最近オススメのスポットは? という質問に「店員さんが女装している“女装バー”ですね! オカマバーじゃないんですけど、女装しているんですよ」と金田さん

アキバメディア座談会、開催!「アキバの未来が見えてきた?」



アキバのニュースをネットで伝えるアキバメディア。そんな方々に集まっていただいて座談会を開催!

参加していただいたのは、「AKIBA PC Hotline!」鈴木光太郎さん(写真左:以下「鈴」)、「アキバ総研」金田北斗さん(写真中央:以下「金」)、「アキバ経済新聞」北川智香子さん(写真右:以下「北」)の3人。なんだかいろいろと話していく中で、秋葉原の未来像が見えてきた!かも?

●昔と比べて秋葉原は変わった?

再開発や老舗電器店の閉店、大型電器店の進出など、最近の秋葉原にはいろいろなトピックスがありますが、やはりアキバメディアの皆さんも、秋葉原は変わったと感じますか?

鈴「全然変わりましたね! 特に秋葉原を訪れる客層が変わりました。昔は120パーセント男性の街で、いまほど女の人を見かけませんでした」

やはり再開発で街がきれいになったからでしょうか?

鈴「それは大きいですよね。昔は90年代は路地裏のごちゃごちゃしたイメージが秋葉原のイメージでしたから。それに食べ物屋も増えましたね。今はラーメン屋やカレー屋さんなど多くの飲食店ができましたが、昔は本当に何もなくて、松屋が秋葉原にできた時には記事にしたぐらいですからね(笑)」

金「あ、僕その記事を見た記憶があります(笑)」

鈴「観光客が多くなったおかげか、お店もアキバ土産になるような、ちょっとした面白グッズを置くようにもなりました。あとショップの店員さんの接客が丁寧になりましたね。昔は本当に玄人向けというか、一見さんお断り的な雰囲気がありました」

北「観光客が増えたという意味では、街でギャルやギャル男、修学旅行生を見ることも多いですよね。観光地化、デートコース化しているんですかね。間口が広くなっているということでもあると思います」

秋葉原にもいろいろな人が訪れるようになったということでしょうか。確かに昔に比べると、コンビニも飲食店も増えましたし、訪れやすい街になっているという実感があります。
撮影/ヤマグチタカヒロ 「変な話、秋葉原をウロウロしてると職務質問されません?」「される!」という会話も出たり。確かに警察官が多いですもんね。ウエストポーチをしてると職質されやすいとか…
●これから秋葉原はどんな街になっていくんでしょうか?

金「今、中央通りに大きなオフィスビルが建設中ですよね。秋葉原がオフィス街になるんでしょうか? 秋葉原を訪れるのは、ガチオタとぬるオタクの二極化が進みそうです。競争が激しくなり、ショップにとっては厳しくなるかもしれません。ショップも大手と小さいところの二極化が進むのかもしれませんね」

北「街の本質は変わらないと思いますよ。ただ、秋葉原ではこれまでも、ラジオや家電、パソコン、フィギュアなどの文化を街のレイヤーとして重ねてきた街ですので、その上に何か新しい、例えばビジネス街などのレイヤーが増えていくのではないかと思います。また、外国人観光客もさらに増えるんじゃないでしょうか」

鈴「確かにそうですね。あるいは、アクセスの良さを生かし、イベントスペースを活用する方向に行くことも考えられます。オフ会や販売イベントなどが多く行われ、「アキハバラ」というテーマパークとしての色合いを強めるかもしれません。街の見た目は変わってもアキバマインドといいますか、細かいもの、狭いところにこだわり続けるというのは残ると思います」

新しい建物が建ったり、街の様子が変わっても、そこにいる人とマインドが変わらない限り、秋葉原は面白い街であり続けてくれるのだと思います。そんな秋葉原を、これからも見続けていきたいですね! というわけで、
約半年間にわたって秋葉原の魅力を追い続けたこのレポートも
無事最終回を迎えました!

レポートを通じて皆さんが
秋葉原に興味を持っていただけたなら幸いです。

「狭いところを深く掘り進むのがアキバマインド」(鈴木さん)

とおっしゃっていたように、
その狭く深い異質な世界は
深く知らなくても眺めているだけでも楽しいですし、
深く知っているとさらに楽しめます。

アニメや漫画、ゲームやPC、アイドルやその他モロモロ。
秋葉原の文化を知って秋葉原を練り歩けば、
他の街では体験できない楽しさが、きっとあなたを待っていますよ!

アキバいいとこ一度はおいで~♪ ってか!

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さて、アキバ住人やそうでない方からも
ご好評をいただいておりましたこの連載、
めでたく今回で最終回を迎えました。

そこで、次なる新テーマ
「テレビゲーム」に関するギモンや不思議も大募集してます!

「昔遊んだあのゲームってどうやって作られたの?」
「100年後のゲーム機はいったいどうなっている?」
などなど、「テレビゲーム」にまつわるギモン・フシギについての
お便りをお待ちしています!

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