やっぱり☆ネコが好き!

第9回 猫語ってどうすれば理解できるの?

2009.10.22 THU

やっぱり☆ネコが好き!

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「猫好き男子」の回で、「彼女がリモコンを踏んだり、
ジュースをこぼしたりしても気にならない!」とい
う男性店員のコメントにとても共感しました!

自分も今の彼女がよくこぼしたり、踏んだりしてくれますが、
それはさほど気にならない。
そして猫大好きな自分は、基本的には見ていて癒されるんです。

彼女のこともそんな風に見守ってきたし、
見守っている自分が当たり前なんだ~なんて、
思えちゃうんですよね。
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投稿者:まっつんさん(北海道/25歳/男性)

あま~い投稿、ありがとうございました!
猫好き男子のカガミのような方ですね~。
私も早くそんな飼い主、もとい相方を見つけたいです!

さて今回は、ただでさえ気まぐれな猫の本心を
なんとかして覗いてみたい! 
という猫好きの方の欲求を満たすべく、
猫とのコミュニケーションについて考えてみたいと思います。

猫語がわかれば、明日からあなたも
つれない猫ちゃんとラブラブの関係になれるかも!?
いつも「ゴロゴロ」言いながら眠る我が家のキチエモンくん。いびきの一種かと思っていたのですが、もしかしたら、お母さんの夢を見ながら眠っていたのかもしれません。誤解していて、ごめんね…

猫が「ゴロゴロ」いうのっていったい何のため?



猫と長年暮らしている! という猫好きの皆さん、突然ですが、あなたは自分の飼い猫のことを本当に理解できていますか?

実はわたくし、かれこれ20年以上愛猫と暮らしていますが、改めて聞かれてみると、「これって何のための行動?」と不思議に思ってしまうものがいくつかあります。

その代表が、猫の「ゴロゴロ」。猫を飼っている人ならわかるかと思いますが、一般的に猫は、喉元を優しくなでてあげたりすると、「ゴロゴロ」と妙な音を発します。これまで漠然と「甘えたいとき」や「うれしいとき」に出す音なのかしら? と思っていたのですが、改めて考えてみると、「?」と思ってしまいます。

もしかしたら、「甘えたいのね」と思っていたのは私だけで、猫の方はまた違った感情を伝えたかったのかもしれません。

と、こんなことを考え始めると、猫の行動のすべてが謎に思えてきませんか? この際なので、愛玩動物飼養1級管理士の土井晴人さんにお話を伺いました。

「猫のゴロゴロは、もともと子猫と母猫の間で行われるコミュニケーションだといわれています。まだ目の開いていない子猫に授乳を促すとき、まず母猫がゴロゴロという音を出します。すると子猫は、それに応えるようにして、同じゴロゴロという音を出します。母猫に踏まれないように、自分の存在をアピールしたり、授乳がうまくいっていることを母猫に伝えたりするための合図・行動だといわれています。もちろんそこには母子の親愛の表現も含まれているだろうと考えられています」

なんか感動です。ただ甘えているだけと思っていた「ゴロゴロ」は、子猫と母猫の意思疎通の行為だったということですね。でも、ウチの猫はもう18歳ですが、まだこのゴロゴロを頻繁にやっています。これってなんで?

「大人の猫が飼い主に対してゴロゴロと音を出すのは、そうした幼児体験の名残といわれています。飼い猫は、飼い主を母猫と認識して依存して生きていると考えられています。言ってみれば、ずっと子猫の気分が抜けきらないということですね。ですから猫が大人になってもゴロゴロするという行動は、猫が人間に飼われることで生まれた行動といえますね」

確かに、ペットショップにいる猫は生まれてすぐ母猫と別れてしまうケースが多いですものね。お母さんと交わしたコミュニケーションを、人に飼われた後もけなげに続けようとしているなんて。普段なんとも思っていなかった「ゴロゴロ」には、ペットとしての猫の、ちょっと切ない背景があるのかもしれませんね。

皆さん、もし道端でノラ猫が「ゴロゴロ」とすり寄ってきたときには、猫ちゃんはあなたにお母さんの面影を見ているのかもしれません。

どうかお母さんの気持ちになって、優しく接してあげてくださいね!
おなじみの“爪とぎ”行動は、本能なので止められません! 無理に止めさせようとすると猫ちゃんのストレスになってしまうので、許してあげて。これは別に怒りの感情表現ではないです!

猫の鳴き声やしぐさをまねれば猫と会話ができる!?



長年一緒に暮らしていても、改めて考えてみると「?」と思ってしまう猫の行動。皆さんにも心当たりありませんか?

例えば、猫独特の「ゴロゴロ」と喉を鳴らす行動も、多くの飼い主さんはただ甘えているだけ、と思っているかもしれませんが、なんとウチの猫は怒って極度にコーフンしたときにも、ゴロゴロ言ってしまいます。

こんなふうに、人間側が経験的に「こうだろう」と思っていても、実はまた違った感情表現が隠れていたりして、猫の行動というのはホント不思議!

もし猫のコミュニケーションをもっと深く理解すれば、飼い猫とも近所のノラ猫とも
ずっと仲良くなれるかもしれませんよね。

というわけで、毎日たくさんの猫ちゃんとコミュニケーションを取っている獣医師の先生、高円寺アニマルクリニックの高崎一哉先生に、猫ちゃんの感情表現について教えてもらいました。

「基本的に、毎日接している飼い主さんの目はかなり確かだといえますが、なかにはもっと別の感情表現のための行動も、猫には存在しています。例えば、猫ちゃんをキツく叱ったとき、ぺろぺろ毛づくろいを始めたり、あくびをしたりして、関心のないそぶりをすることが多いです。でもそれは決して反省していないわけではなくて、怒られて緊張した心をほぐすための緊張緩和のための行動なんですよ」

え~! そうだったんですか!? 確かにウチの猫もかなり上の空な態度を取るので、「ちゃんと目を見て聞かんかいっ!」って余計怒ったりしています。猫は猫なりに一生懸命なんですね。

「また、よくあるスリスリする行動ですが、これも一般的には好きな人に親愛の情を示すためと思われていますが、逆に猫が嫌いなものに スリスリすることもあります。例えばタバコのイヤ~なニオイをつけて帰ってきた飼い主に対しては、そのニオイを消すためにスリスリしたり、おしっこをかけてしまったりします」

やたらと猫がスリ寄ってくるときは、もしかしたら臭い!の表現ってこともあるってことですね。う~ん、わかりづらい!

「猫はもともと単独行動をする動物なので、他者とコミュニケーションを取る必要がありません。ペットとして飼われることで、初めて飼い主とコミュニケーションを取る必要が生じたんです。だから猫と人間のコミュニケーションというのは、まだまだ歴史が浅くて、謎の多い領域です。だからこそ、飼い主さんが毎日よく観察して、ご自分の猫ちゃん独特のコミュニケーション法を見抜いてあげることが重要なんですよ」

確かに猫はポーカーフェイスだし、病気をしてもつらい顔ひとつ見せずに我慢してしまうことも多いですよね? そんなときに、きちんと飼い猫ちゃんの感情表現のツボを押さえていれば、大事にならずに済むことだってあるはずです。日ごろから丁寧に猫ちゃんの感情表現を観察することって、意外と大切なことなのかも!

皆さんも猫ちゃんの基本的な感情表現方法を理解して、猫ちゃんとのいい関係づくりの助けにしてみてくださいね! 猫とのコミュニケーションについて調べてみた今回。

長年思い込んでいた猫の感情表現の意図が、
ビミョーにズレていたと知って驚きました。

犬に比べて猫は、鳴き方やしぐさなど、
感情表現の種類が少ないといわれています。
だからこそ、その真意をくみ取ることが一段と難しい動物なのだとか。

獣医さんによると、猫の病気のサインを早期に発見できるのは、
いつも一緒にいる飼い主さんであることが断然多いそうです。

普段はなんとも思わない猫の行動ですが、
よ~く観察してみると、もっともっと猫ちゃんを深く理解できるヒントが
いっぱいあるかもしれない。

飼い主としてのこれまでの怠慢を反省させられた取材でした。

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