災害映画『2012』が現実になる前に…

現代版「ノアの方舟」防災力はどれくらい?

2009.11.19 THU

マヤ暦が2012年12月21日で途絶えていることから端を発する2012年人類滅亡説。この題材をベースに『インデペンデンス・デイ』や『デイ・アフター・トゥモロー』のローランド・エメリッヒ監督が挑んだ今冬話題のディザスター・ムービーが『2012』だ。

壊滅的な地殻変動が地球を襲うことを知った各国政府は、秘密裏に巨大船の製造を開始する。火山の大噴火や大洪水、あらゆる災害が人々をのみ込み始めた時、一部の限られた人間だけが現代版・ノアの方舟に乗船することを知った主人公は、未曾有の大天災の中、家族を伴い巨大船を目指す。

竜巻や地震、ゲリラ豪雨が都市部を襲い、核の脅威も身近に感じる昨今、この映画は絵空事ではないのかも。では、現代の技術で作られたシェルターはどこまでの危機に耐えられるのか、地下核シェルタージオシスを開発した日本シェルターシステム(株)の山口忠政さんに聞いてみた。

「世界の標準的な民間用核シェルターは、例えば広島で使用された20キロトン級原子爆弾(TNT火薬に換算しておよそ2万トン相当の破壊力)の爆心地から660m以上離れていれば安全なよう設計されています」

災害全般への耐久性はどうでしょう?

「ジオシスは鋼製居住空間を鉄筋コンクリートで覆うジオシス特許構法を採用し、立地環境によって細部の仕様を変更して自然災害に備えています。地震では最大震度7を上回る耐震性を確保。洪水ではコンクリート躯体にひび割れが生じても、空間の密閉性を維持して放射性物質を含む地下水による室内汚染を防ぎます。万一水没しても地上2m相当の水位なら汚染物質を取り除く換気装置も使用が可能です。また、電子回路を破壊する電磁パルスに対し高い電磁シールド性も備わっています」

永世中立国のスイスでは、第二次世界大戦後に国民投票を行い、各家庭に核シェルターを設置する法律を制定している(03年廃止)。今後の災害対策として、一家に1台シェルター配備もアリ!?


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