独身オトコのロボット入門

第2回 ラーメンを作る職人ロボの裏側とは!?

2009.12.09 WED

独身オトコのロボット入門


左のロボットは麺の湯切り中。右のロボットはスープを注いでいるところ。こぼさずに器用に注いでいる。ちなみに、音声も登録されており「あー忙しい」なんてぐちをこぼしたりもする

経済危機の影響!? ラーメンロボ誕生にまつわる意外な裏側



名古屋にあるラーメン店『名古屋総本店ふぁーめん』では、工場などで材料の運搬や取りつけに使われるアーム型ロボットが、その正確な動きをいかして、麺の湯切りやスープの注ぎ、具材の盛りつけなどを行っている。なぜロボットにラーメンを作らせようと思ったのか。店長の矢部純さんに話を聞いた。

「ふぁーめんを経営している会社は『株式会社アイセイ』といって、本業は産業用ロボットをオーダーメイドで作る会社なんです。自動車部品などを組み立てる機械などをメインで扱っています」

しかしながら、昨年の経済危機で受注は減少。そこで、飲食業にも参入できないかと考えて、このふぁーめんを開店したのだとか。

「異業種への新規参入で、なにか話題になるものをと考えたとき、ただのラーメン店ではなく、ロボットがこんなことまでできるということを見せるショールーム的要素を思いつきました。寿司ロボットや焼き鳥に串を打つロボットはありますが、ラーメンを作るロボットは食品業界でも珍しく、うちを含めて2軒くらいしかないと聞いています」 他にも、ゆくゆくはうどんやパスタにも応用させていくもくろみだという。

「タッチパネルに情報を打ち込むだけで、その通りの茹で時間や具材の盛りつけをしてくれます。チェーン店に導入すれば、同じクオリティで料理を提供できるし、人件費も削減できると思います」

食品工場では、ファクトリーオートメーションと呼ばれる流れ作業をこなすロボットが普及しているとのことだが、近い将来、店舗で働くロボットも普及するかも。

矢部さんいわく「お金さえかければ、盛りつけの状態や具材の違いなどを判断する視覚カメラや、塩分量や糖度などを測る味覚センサー、温度センサーなどを駆使した調理ロボットができます」とのこと。んー、そうなったら、盛りつけだけじゃなくて味つけまでできるようになりそうだ。店舗じゃなくて一家に一台欲しいけど、『名古屋総本店ふぁーめん』のロボットはシステム開発も含めて約1500万円。とても手が届きません。 投稿募集はこちら ロボットについて、知りたいこと、気になることがありましたら、右下の投稿ボタンから投稿して下さい。

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