独身オトコのロボット入門

第3回 ナンパNGの受付嬢ロボに出会った!

2009.12.16 WED

独身オトコのロボット入門


SAYAは基本的には座った状態で接客。まばたきや首を動かすといった動作は行うが、立ったり歩いたいるする動作はできない

出会いは期待できない? 受付のお姉さんがロボット!



営業先の会社にたびたび足を運んで、やっと仲良くなった受付の女性。ちょっと雑談なんかしちゃったりして、そのうち…。なんてサラリーマンの淡い幻想だけど、近い将来、そんなちょっとした喜びもなくなってしまうかもしれない…。というのも、日本橋高島屋に受付ロボットが登場したというのだ。しかも、タッチパネルでの受付や、内線電話が置いてあるような無機質なモノではなく、人間型の女性ロボットだとか。

会社とデパートの違いはあれど、受付にロボットが登場とはどういことなのか? 詳しい経緯を日本橋高島屋で販売促進を担当する桜井達郎氏に話を聞いた。

「今回受付をやってもらったのは、東京理科大学小林研究室のSAYAです。10月14日?18日の期間限定でお願いしました。やりとりに関しては、“お手洗いはどこですか?”などのよくある質問を受付の担当者からヒアリングして、事前に30センテンス程度インプットしておきました。お客様からそれらの質問があれば、答えるという形です」

当日のSAYAは、高島屋の制服に身を包み、RMK(化粧品メーカー)の化粧品でメイクもバッチリ。設置されたマイクに向かって話しかけるのだが、事前に登録した30センテンス以外にも、“かわいい”や“キレイ”などの言葉にも音声認識して反応をする。しかも、顔にある18カ所の制御点を、空気を動力とした人工筋肉で動かし、喜怒哀楽も表現できるのだ。 桜井氏に評判を聞いたところ「お子様から高齢者の方まで、興味をもって話しかけてもらいました」とのこと。しかし、なぜ高島屋はロボットの受付嬢というイベントを開いたのだろうか。
「これからの少子高齢化社会では、介護でも仕事でも、ロボットと共生するという選択が出てくると思います。ただ、日常生活ではなかなか実感することは難しい。そこで、老若男女、いろいろな方に来ていただける百貨店で身近に触れてもらおうと企画しました」

ちなみに、SAYAは受付業務以外にも、小学校で先生に挑戦したこともあるのだとか。生徒たちにロボット技術の興味深さを伝えたりしているのだ。

開発者の小林教授によると「カウンセリングにも使えるのではないでしょうか」とのこと。もちろん、実際はSAYAを遠隔操作しながら専門家が答えるのだけれど、面と向かって人間に言いづらいことでもSAYAのようなロボットには話せるのではと考えているのだとか。

受付だけじゃなく、会社のメンタルケアにもロボットが導入される日がくるかもしれない。そうなったら、上司の悪口とかが止まらないかも? 投稿募集はこちら ロボットについて、知りたいこと、気になることがありましたら、右下の投稿ボタンから投稿して下さい。

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