独身オトコのロボット入門

第6回 警備ロボの操縦はゲーム感覚!?

2010.01.13 WED

独身オトコのロボット入門


逆ギレした不審者が壊そうと襲ってくる気もするが、大泉さんいわく「外装は樹脂性でやわらかいのですが、重要な部分はスチールのフレームで守られており、簡単には壊せないでしょう。また、重量も200kgを超えるので、ひっくり返したり動かしたりはできませんよ」とのこと

ロボットを遠隔操作して不審者発見!?



会社や工場の安全を守ってくれる警備員さん。365日24時間休みのない大変な仕事だ。そんな警備業務を手助けするロボットが「セコムロボットX」。普段は屋外を自動巡回する警備ロボットなのだが、不審者を見つけたときには、手動に切り替えてリモート操作が可能。最大時速10kmで追跡することもできるのだ。今回は、その手動操作を体験させてもらうことになった。

向かったのは東京都三鷹市にあるセコムSCセンター。防犯技術の研究などが行われる、セコムの中枢ともいうべきところだ。操作指導をしてくれたのは、セコムの技術開発本部でチーフエンジニアを務める大泉 誠さん。

「撮影した映像は7つあるカメラを切り替えることで、360度すべてを見ることができます。また、デイナイトカメラを搭載しており、真っ暗闇の中でも10mくらいは監視、記録ができます。また、人間を検出したり、ドアの開閉などを検知したときには、該当する部分を目立たせるために赤い枠で囲んで表示することもできます。ほかにも、前方にレーザーセンサーや超音波センサーがあり、人や物体を検出してくれます」

コントローラー部には、複数のモニターのほかに、人や物体の方向や位置がわかる表示部もある。これならば不審者を見逃すことはなさそうだ。それでは、いよいよモニターを見ながら、リモートコントロールを開始するぞ。 コントローラーはゲーム機のパッドに似ており、比較的簡単に動かすことできる。しかも、数十カ所のセンサーが障害物を検出して衝突を回避する。「セコムロボットX」のサイズは全長が約1.2mで高さが1.1m、重量は約230kgとかなり大きいが、加速をすると思った以上のスピード。入り組んだ敷地内なら、人間が走る速さと変わらない俊敏さだ。

「不審者を追い詰めながら、警告音や光で威嚇したり、オプションで装備できる発煙装置を起動して煙を吹きつけることもできます」

ちなみにこの発煙装置。思った以上に発射音が大きく、煙の量は室内であれば足もとが見えなくなる。これ、ゲームがうまいヤツが操作したら、すごい警備ロボットとして活躍するんじゃないだろうか。

「確かに、生まれたときからゲームやパソコンがある世代が社会に出てきたら、考えられない進化はあるかもしれませんね。ただ、うまい下手は別にして、これからのロボットの操作は、専門性が必要というよりも、誰でも簡単にできる方向へと進んでいくと思います」

セコムロボットXは、個人での導入も相談に乗ってくれるとか。月々のレンタル代は1台30万円からで、これに初期導入費用がかかる。台風のような悪天候でも、屋外で活動できるとのことなので、自宅が豪邸で、ゲームが得意なあなた、検討してみては? 投稿募集はこちら アウトドアについて、知りたいこと、気になることがありましたら、右下の投稿ボタンから投稿して下さい。

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