ノウハウ本の売れ行き好調??

実は違法じゃなかった!? DVDコピーのウラ事情

2010.01.21 THU



イラスト:藤田としお
ケータイや携帯音楽プレーヤーで動画を見ることが当たり前になった昨今。映画DVDの内容をプレーヤーにコピーし、通勤時に楽しみたいという人も多いだろう。しかし市販DVDの内容は、通常の操作ではHDDレコーダーやPCにコピーできないようになっている。周知のとおり、これは違法コピーを防ぐための措置だ。そのため市販DVDのコピーはすべて違法、と思っている人も多いと思うのだが…。実は、市販DVDのコピーが違法にならない場合もちゃんとあることを知っていただろうか? その証拠に、最近では『日経PC21』のようなメジャーPC誌が「DVDコピー」の特集を組んだほか、関連書籍も好調な売れ行きをみせているのだ。はたして、そのカラクリとは?? 以下解説。

まず前提としておさえておきたいのが、DVDのような著作物を保護するために設けられた「著作権法」の解釈だ。他人の著作物でも自分の所有物なら「私的使用」の範囲でのコピーが許されている(第30条)というのは有名な話。もちろんこれは、市販DVDの場合でも同様。コピーしたものを他人に渡したりしなければ違法ではない。

ただし、市販DVDの場合には注意すべき点がある。それが冒頭にも述べた、コピーを防ぐための措置。これには、特定機器以外での視聴制限を目的とする「アクセスコントロール」と、著作物保護を目的とした「コピーコントロール」の2種類がある。このうち、第30条で私的使用でも解除不可としているのが後者のコピーコントロール。逆にいえば、アクセスコントロールだけを解除してコピーするなら問題ないといえる。

ちなみに市販DVDのコピーは「リッピングソフト」(もちろん合法。無料で手に入るものもある)を利用するのが一般的。使い方は簡単なのだが、海外製ソフトなどで、コピーコントロールまで解除できてしまうものもあるため、利用時の設定に注意が必要となる。別欄に簡単なQ&Aをまとめたが、興味のある人は関連書などを参照し、チャレンジしてみてほしい。
(石井敏郎)


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