時事ネタを2Pのマンガで展開

世界が注目するニュースサイト 『漫画の新聞』をのぞいてみた

2010.02.04 THU


もはや僕らに欠かせない情報源となったウェブや携帯のニュースサイト。ジャンルに特化したり、見せ方に工夫を凝らしたりと各社がしのぎを削り、日々膨大な数の記事が生まれている。そんななか、昨年10月に開設されたサイト『漫画の新聞』が一部…どころか海外でも話題になっているらしい。同サイトの編集長・孫 良氏にお話を伺った。

「我々のコンセプトは“世界初のマンガで読むニュースサイト”。活字をあまり読まない人たちが難解な時事ニュースを理解するための入り口として、世界一わかりやすい記事づくりを目指しています」

同サイトでは、政治/国際/経済/社会などのカテゴリを設け、2ページのマンガで各記事を構成。昨年12月17日からは、iPhoneの無料アプリでも配信を開始。わずか5日後に、iTunesストアの無料アプリ総合ランキングで配信数1位を獲得したとか。それにしても、複雑な時事問題をマンガで表現するのは難しそう。活字ではなく、あえてマンガを選んだ理由って?

「事実関係を示すためだけなら、言葉を使った方が情報を詰め込めます。でも、たとえば感情や関係性みたいな部分って、映像の方が端的に伝わりますよね。私にとってマンガという表現は、映像と活字の中間。それぞれの長所を生かせば、難解な時事ネタもわかりやすく表せると考えています」

言葉がわからなくてもイメージが伝わるためか、同サイトには海外からも相当数の読者が訪れるそうだ。

「欧米やアジアなど、いろんな国の方が見にきてくれているようです。『漫画の新聞』を取り上げている海外サイトをのぞいてみましたが、“萌えが足りない”なんてコメントしてる方もいましたね(苦笑)」

孫編集長いわく、「マンガとはいえ、スタンスはあくまで報道」。事実誤認を生むようなデフォルメはできるだけ避け、表現を磨いていきたいとのこと。政治や経済に興味を持つためのとっかかりとして、のぞいてみてはいかがだろう。
(宙野 遍)


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