独身オトコのロボット入門

第10回 転ばないハイテク一輪車に乗った!

2010.02.10 WED

独身オトコのロボット入門


見た目はとってもコンパクトで、正直、乗り物には見えない。というか、未来的なデザインすぎて、一見しただけでは用途がわからないかも。すこし操作すると、ステップとイスが出現して、やっと一輪型モビリティだとわかる

車でも自転車でもない、未来の移動ツールとは?



ホンダが転ばない一輪車を開発!? あんなバランスの悪い乗り物なのに転ばないなんて、ぜひ体験してみたい。

「それは『U3-X』ですね」と教えてくれたのは、ホンダ広報部の黒田芳幸さん。

「人が歩くような自由な動きと、コンパクトなサイズを両立したパーソナルモビリティです。一輪車にしたことで簡単に持ち運びができ、両足に収まるコンパクトさを実現できました。移動も簡単で、体を傾けるだけで、速度を調整したり、前後左右や斜めに移動したりすることができるんです。まずは、実際に乗ってみますか?」

準備してもらった『U3-X』を見てびっくり。フォ?ンという音をさせて、前後左右に微妙に揺れながら自ら立っているのだ。なんだか、尻尾を振って待っているペットみたいで愛くるしいな?。

「すごく簡単に説明をすると、手のひらにほうきの柄の先端にのせてバランスをとる原理と同じです。重心がずれた方向を感知して同じ方向に支点も動くことで、常にバランスをとっているんです」と黒田さん。微妙な揺れは、ほうきを倒さないようにバランスをとる手の動きと同じなのだとか。でも、人間はほうきとは比べものにならない重さ…。乗るとバランスを崩してしまうのでは? 一抹の不安がよぎる。 「いろいろな方に試していただきましたが、乗れなかった方はほとんどいませんよ。ちなみに、ボディは軽量化のためにカーボンを使っているので、ちょっとした衝撃でもすぐ壊れますから」と笑顔でプレッシャーをかける黒田さん。絶対にコケられないじゃん。

意を決して『U3-X』に座り、足を浮かせると…。立ったぞ?。立っただけで、この感激と興奮。『アルプスの少女ハイジ』のクララ以来だ。次は、上半身を前に傾けてみる。動いた?。スーと滑るように前に進む。左に傾けると…。あれ、左折しないで、前を向いたまま真横に移動した。日常ではありえない動きだ。これは面白い。

「この動きは、全方位駆動車輪機構といって、複数の小径車輪を1列につなぎ合わせて構成した大径車輪を使っているから可能な動きなんです」とのこと。

まだ開発段階で、実用化のめどは立っていないが、現実的な使い方として、ショッピングモールやテーマパークなどでの移動手段を考えているらしい。将来的には、オフィスのイスなどにも技術を応用したら面白いのではないかと語る黒田さん。もし実現したら、未来のオフィスがすごく楽しいことになりそうだ。 投稿募集はこちら ロボットについて、知りたいこと、気になることがありましたら、右下の投稿ボタンから投稿して下さい。

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