『アイアンマン2』公開で想う…

SF作品でお馴染みのアイテム パワード・スーツを試着したい!

2010.06.17 THU

元軍事兵器産業のCEOにして天才発明家トニー・スタークが、自ら開発したパワード・スーツに身を包み、はびこる悪に正義の鉄鎚を下すアメコミ発の映画『アイアンマン』(08年)。興行収入約600億円を叩き出し、世界的メガヒットを記録した同作の続編『アイアンマン2』が公開されている。

自己中心的でナイーブ。そして女好きな異色のヒーロー、トニーのリアルな人間っぷりが共感を呼んでいる本作だが、やはり映画の最大の魅力はパワード・スーツの存在。パワード・スーツとは人間の筋力増強を目的として着用する機械のことで、SFの世界ではお馴染みのアイテムだ。実は、現実の世界でも研究が進んでいて、すでに実用化の段階に入っているという。そこでその装着感を体験したい!と、厚かましくも『マッスルスーツR』を開発中の東京理科大学・小林研究室を訪ねてみた。

「01年当初はヒューマノイド型のロボットが脚光を浴びたり、ロボットといえば介護者支援用だったんですが、僕は“要介護者本人が自立して動けるように”をコンセプトに始めました。現在は企業からのニーズもあり、技術開発の途中段階として肉体労働支援向けに開発中です」(小林宏教授)

早速スーツを装着して40kg程度の米袋上げにチャレンジ! スーツの動力源は圧縮空気だ。まずコンプレッサーで加圧された空気が調圧機器であるレギュレーターを通り、スーツの人工筋肉に入る。この空気圧が加わることにより人工筋肉が収縮して、各関節につながっているワイヤをひっぱり、連動して腕が上がる。おお~、非力な筆者でも難なく米袋2つ持ち上がりますわ。

ただし、加圧・減圧のタイミングや駆動時の腰の入れ具合などは少し練習が必要だし、長時間の使用だとスーツの重量7・5kgがじわじわキツくなってくるような…。と、贅沢を言えばキリがないですが、人間とロボットが共存する未来が待ち切れないアナタは、ひと足先に映画でスーパースーツの大活躍を楽しみましょ。
(足立美由紀)


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