「農力村」「畑っぴ」「おやさい!」など

育てた野菜がホントに届く! 農作物育成ゲーム続々登場

2010.07.01 THU



写真提供/エルディ(左)、アエリア(右)
この1~2カ月、農作物育成ゲームが相次いでリリースされた。いずれも、ゲーム上で育てた“農作物”をリアルな形で入手できたり、実際の農業体験と連動しているのが特徴だ。

5月25日にアエリアとハナツキ、サイバー・ゼロが共同開発したソーシャルアプリ「つくろう米・野菜 ~農力村~」は、参加者がアプリ内で農場や村を運営、農作物が育つとリアルな米や野菜をゲットできる。

実はこのアプリ、アエリアが約2年前から運営する“水田オーナー制サービス”に原型があった。同サービスでは、農家が保有する水田の“仮想オーナー”を1アール(100平方メートル)単位で募集。“オーナー”は契約した水田で収穫された米を入手できるという仕組みだ。

「『農力村』は、価格競争に踊らされることなく、品質のいいものを生産者が消費者に提供するための、ひとつの提案でした。これを発展させて、農場系ソーシャルアプリと融合させたのがmixi版。今後、野菜や畜産物も扱っていく予定です」(アエリア・オンラインビジネス本部・石田光平さん)

一方、エルディが6月7日に開始したモバイルゲーム「畑っぴ」は、農家の2代目、3代目を中心に構成される全国農業青年クラブ連絡協議会が協力。「作物ごとに実際の農家が育成状況を監修していて、各々が“顔の見える生産者”として、ゲーム内にキャラ化して登場します」(エルディ代表取締役・葛島明奈さん)。現時点で扱う14品目中の10品目は、育成に成功すれば追加料金なしで各農家から作物が実際に届く。

ほかにも、有機・低農薬野菜の宅配を行うらでぃっしゅぼーやが協力するモバイルゲーム「おやさい!」が6月にスタート。ゲームを通して、新たな販路を開拓したい生産者と消費者とを結びつけるサービスは今後も増えそうだ。ちなみに、全国農業青年クラブ連絡協議会の中心は20~30代。「農力村」の企画リーダー・石田氏も25歳。これらの動きをけん引しているのがR25世代っていうのも頼もしい!
(駒形四郎)


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