体感必須! オトコのイベント

注文の多い展覧会!? 『“これも自分と認めざるをえない”展』

2010.07.23 FRI


身長や指紋、筆跡などの属性が展示に取り込まれることで完成する作品。鑑賞するだけよりも深く体感できるので、個人情報だからと臆せず提供するのが楽しむコツ(差し障りのない範囲で)
他の人はあなたの何をもって「あなた」だと認識しているのだろう? 顔? 声? それとも肩書き? アイデンティティに関わることだけど、人は思いがけない方法で見分けられていたりもする。たとえば、指紋や静脈、瞳の虹彩などが個人を認証するのに利用されているのはご存じの通り。便利で確かな技術だが、それが「自分らしさ」を表しているかというと疑問を抱くのではないだろうか。

7月16日から東京ミッドタウン・ガーデン内の21_21 DESIGN SIGHTで行われている『“これも自分と認めざるをえない”展』では、これらのように個人を特定できるもの=「属性」をテーマにしている。自分の属性が知らないうちに社会にどのように扱われているのか、また自分でも意識していない属性がどのように認識されていくのかを、作品を通して知ることができる。

最先端のテクノロジーを用いた展示を観て「へえ、こんなこともできるんだ」と感心すると同時に「たったこれだけで特定されてしまうのか…」というある種の恐ろしさを感じ取って欲しい、というのがこの展覧会の目的のひとつでもあるという。

展覧会ディレクターの佐藤雅彦氏は、NHK教育番組『ピタゴラスイッチ』などでも見られるように、複雑な概念もシンプルに親しみやすい形に置き換えて表現するのが得意。当展は体験型の展示が多いので、積極的に参加して今まで知らなかった自分を認めよう。
(松本優子/クレッシェント)

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