コピー版では彼女ができない!?

ネットで噂の珍マジコン対策 その意外な“目的”とは?

2010.08.19 THU



イラスト:沼田 健
一説には「携帯ゲーム機を所有する子どもの7割が利用している」ともいわれる「マジコン(コピーしたソフトで遊ぶための機器)」。メーカーもコピーソフトで遊ばせないため、コピー版では起動できないといったプログラムを施しているのだが…そうしたマジコン対策の中に、いささか珍妙なものがあるという。たとえば、熱狂的ファンで話題の恋愛シミュレーション『ラブプラス』。ネットで飛び交う噂によれば、シリーズ最新作の場合、コピー版では「いつまでたっても彼女ができない」「マジコンを使っていることを非難されフラれる」といった、悲惨なイベントが発生するらしいのだ。使用を制限するなら、起動させないだけで十分と思われるのだが、なぜそんな奇妙な対策を施す必要があるのだろう?

「その目的は、コピー品で遊ぶユーザーに心理的不安を与えることだと思われます」

と教えてくれたのは、マジコン問題に詳しい『ハッカージャパン』(白夜書房)編集部の岡本氏。対策プログラムは、ゲームの中にいくつも仕掛けるのが効果的という。

「起動しないという対策だけでは、回避さえすれば正規版と同様に遊べてしまいます。一方、展開が微妙に違う、といった対策を複数施せば、ひとつを回避しても『これで本当に正規版と同様か?』という不安を与えることが可能。ならば正規版を買った方がマシ、と思わせることができるわけです」

ちなみに。岡本氏によれば、先に挙げたネットで話題の『ラブプラス』のマジコン対策は、実際に施されているものとは異なる可能性も高い、とのこと。

「噂ばかりで、証拠となる画面写真や詳細な状況説明が見当たらないんですよね。とはいえ、この噂だけでコピー版使用に対する十分な“抑止力”となっているのも確か。ある意味、もっとも費用対効果の高いマジコン対策といえるかもしれません(笑)」

メーカーとユーザーの“いたちごっこ”が続くマジコン問題。対策ももちろんだが、マジコンを使うユーザーのモラルが問われるところだろう。
(石井敏郎)


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