急停止、車線キープ…運転も自動へ!?

知らぬ間にクルマの進化がスゴいことになっていた!

2010.09.02 THU



撮影/熊林組
前方の障害物を感知して車が自動停止! スバル「レガシィ」のCMを見て車の進化に驚いた人も多いのではないだろうか。詳しい仕組みが気になるな…。自動車ジャーナリストの高山正寛氏に教えてもらった。 

「レガシィは2つのカメラで常に前方を撮影しており、車やバイク、人などを認識しています。2つあることで人間の目と同じように奥行きを測り、対象物に近づきすぎると衝突する前に自動でブレーキをかけることができるんです」

この技術は“アイサイト”という名称で、ほかにも、前車の速度にあわせて自動で追走や減速、停止をする機能やふらつきを防止する機能などを備えているのだ。

「日産フーガやトヨタクラウンマジェスタなどは、カメラのほかにミリ波レーダーを使用して、前車の追走やふらつきの防止などを行います。車線から外れそうになると、各輪のブレーキをコントロールして車線内に戻す力を加えてくれますよ」

ほかにも、より日常生活にかかわる進化としては、駐車時にハンドルを自動で操作してくれるパーキングアシスト機能をトヨタやホンダが採用しているとのこと。駐車が苦手な人にはうれしい機能だな。

実は、これらの先進技術を利用して安全運転を支援する車は「先進安全自動車(ASV)」と呼ばれており、「ITS(高度道路交通システム)」の一部なのだ。

「ITSとは、事故や渋滞、環境対策などを最先端の自動車技術や情報通信などで解決しようという国家レベルの取り組みです。ETCや渋滞をリアルタイムで表示するプローブナビもその一つ。将来的には、車同士や道路との通信によって、渋滞や出合い頭の事故を軽減させようとするなど、さまざまな取り組みを行っています」

さらには、走行支援道路システムといわれる、道路情報を収集しながら自動運転するシステムも視野に入っているという。まだまだ先の話だけれど、運転が苦手な人は希望を持ってお待ちください。
(笹林 司)


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