デジカメのプリント機からも感染!?

感染ルートはネット以外にも… 「新型ウィルス」増殖の恐怖

2010.09.16 THU



イラスト:大串ゆうじ
コンピュータウィルスは、メールやネットから感染するもの。なので、怪しげなサイトにアクセスしたり、不審なメールを開かなければ大丈夫…と思っている人って、読者の中にも結構多いのでは? ズバリ、それってもはや過去の常識!

ここ数年ウィルスの感染ルートが、ネット経由以外にも広がっているらしいのだ。

「店頭に設置されたデジカメのプリント機や、市販のデジタルフォトフレームなど、PC以外の電子機器がウィルスの“温床”になっていた事例が報告されているんです」

とは、セキュリティソフト「ウイルスバスター」の販売元、トレンドマイクロの長島理恵さん。こうした機器に潜んだウィルスはPCに直接接続することで、あるいはUSBメモリのような、書き換え可能な記録媒体を経由して感染するという。その代表が「オートラン」だ。

「『オートラン』タイプのウィルスの多くは、クレジットカード番号などの個人情報を盗み出すことが最終的な目的。そのため、PCに目立った異常が現れず、利用者が気づかないケースが多いことが特徴です。ウィンドウズの『自動再生』機能を悪用するため、記録媒体をパソコンに差し込んだだけで、感染してしまう場合も多々あります」

先ほど例に挙がったデジカメのプリント機なら、プリント機に差し込んだ記録媒体にウィルスが潜入→その記録媒体を差し込んだPCが感染、というルートになる。当然ながらPCからPCへも感染するわけだ。

「極端にいえば、PCとデータのやり取りを行う電子機器のほとんどがウィルスの温床になり得ます。ウィルスはネット経由で感染する、という常識の盲点をついた手口は、今後より増えるでしょうね」

こうした脅威から身を守るためには、セキュリティソフトの導入はもちろん、ウィルスの“運び屋”となる記録媒体の使い方にも注意が必要、とのこと。オフィスに転がっている、所有者不明のUSBメモリをなにげなく使ってしまうような人は、今後十分に注意すべきだろう。
(石井敏郎)


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