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増え続けるツイッターのなりすまし。「なりすましは快感」と経験者

2010.10.13 WED

2009年8月、MDMAを飲んだ女性が亡くなった際に救命しなかったなどとして、保護責任者遺棄罪などで懲役2年6カ月の実刑判決を9月17日に受けた元俳優・押尾学被告(32)。そんな押尾被告がツイッターを始めることを検討していることが10月6日のスポニチアネックスに掲載され、ネット上で広がった。

すると、その日のうちに押尾被告を名乗る人物が「manaoshio」のIDで「とりあえず登録できました。まだ使い方がわかりませんが、みなさんよろしくお願いします」と書いた。その後、雑誌BUBKA編集部のツイッターアカウントが「押尾学氏がツイッターに登場! ぜひ英語でつぶやいてください!」と書くと、これを見た堀江貴文氏が「キター」と書くなど、たちまちフォロワーが2万人を突破。だが、すぐに「なりすまし」であることが明らかになり、あっさりmanaoshioのIDは失効。

ツイッターの「なりすまし」だが、これまでに藤田晋サイバーエージェント社長、鳩山由紀夫前総理、小沢一郎元民主党代表、菅直人首相、石油大手のBPらが何者かになりすまされた。

だが、なぜこの「なりすまし」行為をする人が出るのか? ネットに詳しいブロガーの切込隊長(山本一郎氏)は語る。

「パソコン通信でも大量の『なりすまし』がいましたが、ツイッターは手軽な分だけなりすましが面白半分になされる場合が多いですね。基本的には愉快犯だと思うのですが、話題の人がツイッターを手がけていないとポッと出てきてしまいます。恐らく、それだけツール側のハードルが下がり、本人の公式アカウントがないと愉快犯が気軽に手を染められるほどになってしまったからだと思うのです」

ところで、「なりすまし」になる側は何がやるモチベーションになるのか? 過去にとある著名人になりすまし、多数のフォロワーを獲得し、その後IDを失効させられた30代男性に話を聞いた。

――なりすましをしているときの気分は?
「なりすましをしているときはホントに気持ちよかったです。とにかく反応がすごいんですよ。一挙手一投足にたくさんのフォロワーがリプライを投げてくれて。更新を確認するのが楽しみで仕方ありませんでした。また僕はその有名人になりきることによってとある有名人と台頭に語り合えたことがささやかないい思い出として残っています。だって、その有名人が僕がなりすました有名人のことを『おもしろい』とかいろいろ紹介してくれるんですよ!」

――ID失効ってどうやってされるのですか? ツイッター社やその人物本人か事務所から警告があったのですか?
「ある日突然消滅させられていました。警告などは一切なしです。ツイッター社に事務所側からクレームが入ったものと勝手に想像しているのですが…」

――失効させられた後はどう思いましたか?
「終わった後は失望感がはんぱなかったですね。ツイッターやってる有名人はさぞ楽しいだろうなと思います。自分自身のツイッターってほぼ虚空に向かって話しかけている感覚なのですが有名人ツイッターになりすましているときはちゃんと対話が成立しました。でも、書くネタがそろそろなくなってきていたので潮時だったのかも」

ちなみに、「なりすまし」と「本人」を見分ける方法については、「ずっとその人のものの言い方や主義主張をウォッチしてきた人でも本人かどうかを見分けることは困難かと思います。最近はきちんと宣材写真をサムネイルに使ったりするので、私も見分ける自信はありません。本人が公式HPかどっかで『やります』とか報告のない限りはネタということでいいんじゃないでしょうか」(切込隊長)とのことだ。

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