あの家電のウソ? ホント?

第9回 CDの“音飛び”は冷凍で直せる

2011.01.19 WED

あの家電のウソ? ホント?


中古ショップで古いCDを買うと、縁をマーカーで塗ったものに出会うこともあるとか。有名な手法ですが、オーディオ機器が進化した現在では、その効果には疑問符がつくようです

その効果はCD次第、オーディオ機器次第…!?



携帯型デジタルオーディオプレイヤーが全盛の今でも、家ではCDを聴いている、という人は多いのでは? とはいえ、半導体メモリや光ディスクなどの記録媒体は劣化するもの。過去に買ったお気に入りのCDアルバムを聴こうとしたら、いつの間にか「音飛び」するようになっていた…なんてこともありますよね。

そんなときに重宝しそうなのが、「CDを冷凍すると、音飛びが直る!」という裏ワザ。昔からいわれているけれど、これって本当に効果があるの? 光ディスク研究の第一人者として活躍する、大阪産業大学工学部電子情報通信工学科の入江満教授に聞きました。

「以前テレビ番組で検証が行われ、実際に音飛びが直るケースがあったようです。技術的には、CDを冷却することにより、反りやゆがみなどの形状(機械的特性)に対して、改善効果があった可能性があります。ただし、いつも良い方向に作用するとは限らないので、注意は必要ですね」

なるほど、逆にCDの状態が悪化してしまう可能性もあると。この方法を試すなら、過度な期待はせずに「うまくいったらラッキー」くらいの気持ちでやってみた方がよさそうですね。

あと、音飛びの改善策としては、「CDの縁にマジックを塗る」というものも有名ですが、こちらについてはどうですか?

「80年代、つまりCDが導入された初期に“CDストップライト”という名前で話題になった方法ですね。技術的には、CDの縁に色を塗ることにより、CD基板内の内面反射光が吸収されて、信号処理系のS/N比(信号対雑音比)を悪化させる原因となる“迷光”が低減される、といわれているものです」

おお! こちらはリスクもなさそうですし、試す価値があるかも?

「古いオーディオ機器を使っている場合には、効果があるかもしれませんね。ただし、現在ではデジタルレベルでのエラー訂正技術が向上しており、こうしたアナログレベルの対策に、大きな効果は期待できないと思います」

音飛びの対策として今も昔も重要なのは、そもそもCDの表面に傷や指紋をつけないよう、大切に保管すること。プレイヤーの横に山積みになっているCD、ちゃんと整理します!
(橋川良寛/blueprint) あの家電、こうすると直ると聞いたことがある! などの噂、募集中
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