第4世代ケータイの時代を切り拓く

通信速度は現在の約10倍に! 次世代通信「LTE」の実力は?

2011.01.20 THU


昨年12月24日にNTTドコモがサービスを開始した「Xi」。「LTE」という通信規格を採用し、下り最大37.5Mbps/上り最大12.5Mbpsという最大で現状の10倍にも及ぶ高速データ通信を東名阪エリアから提供していくのだとか。これっていったいどんな技術なんでしょう? ケータイジャーナリストの石川温さんにうかがいました。

「LTEは、現在ドコモやソフトバンクが採用している第3世代のW‐CDMAや第3.5世代のHSDPAといったデータ通信規格の延長線上にある技術です。HSDPAのFOMAハイスピード(下り最大7.2Mbps)とXiを違いを道路にたとえると、道路の幅が拡張されて、制限速度もぐんと引き上げられ、遅延も少なくなった高速道路というイメージですね」

なるほど。著作権の問題が残りますが、将来的にはクラウドに保存した手持ちのフルHD映画や音楽を携帯電話からストリーミング再生なんて芸当もできそうですね。

ちなみにこのLTEはドコモだけではなく、2012年12月にはKDDIが導入を予定。また、LTEではないもののHSDPAを2つ束ねたDC‐HSDPAのサービスをイー・モバイルが昨年12月より開始したほか、今年7月にもソフトバンクが提供予定など、各社とも通信速度UPに動いている模様。しかし、そもそもこうした動きの背景には何があるんでしょう?

「現在スマートフォン利用者をはじめ、携帯回線を使ったネット通信が急増していて、回線が混雑しているという問題があります。まずはそれを緩和する技術として期待されています。日本では当面PCからのデータ通信専用ですが、北米では春にも対応スマートフォンがたくさん出るようです」

世界ではやっと3Gが普及してきた頃合いで、今は日本とフィンランド、北米くらいしか導入されていないというLTE。早期の普及を期待したいですね。
(熊山 准)


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