ポーズをとるだけでウルトラセブンに変身

服ではなくて“データ”を着る“ARコスプレ”の未来予想図

2011.02.17 THU


年明け早々、Xbox360のジェスチャーコントローラ「キネクト」を改造しウルトラセブンに変身する動画が話題を呼びました。その内容は、(1)テレビの前で自分の体をキネクトセンサーに認識させるポーズを取る。(2)キネクトが人物を認識し、画面内の自分がセブンに変身! (3)自分の動きに応じて画面内のセブンも動く。(4)必殺技ポーズを取ると画面内で光線発射! (5)しっかり3分で変身解除…というもの。

これは、赤外線カメラやマイクなど様々なセンサーを持つキネクトと、現実空間にデジタル情報を重ね合わせる拡張現実(AR)を使ったコスプレではありませんか。

「KinectHacks.netというサイトでは、発売間もないキネクトを世界中の研究者がすごい勢いでカスタムしていました。それを見て自分もこの『祭り』に参加してみたいと思ったんです」とは開発者である鷲尾友人さん。

件のサイトでは、ヘッドマウントディスプレイとキネクトを組み合わせて仮想空間に入り込み、その世界に触れるという動画まで公開中だとか。これらの試みはぼくらの生活に何をもたらすのか? 脳で機械を動かす技術の研究をしている藤井直敬氏にうかがいました。

「視界にデジタル情報が付加できる、アニメ『電脳コイル』のメガネみたいな端末があれば、好きなアバターを自分に重ねて、互いに見せ合って生活できますよね」

それはまさにARコスプレ!

「すでに商品や不動産のARサービスはあるわけですから、ARコスプレも環境さえ整えば感度の高い日本のオタクたちがすぐ飛びつくと思います。ただ、従来のARも最初は楽しいんですが、問題は定着するかどうかでしょうね」

とはいえARコスプレが普及すれば、彼女に好きな芸能人を重ねたり、嫌いな人が近寄ってくるのがわかるようマーキングすることも可能ですよね? うう、早く未来が来ないかしら。
(熊山 准)


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