住所も本名も不要!?

ネットを使った次世代ギフトサービスが続々登場

2011.03.04 FRI


もちろん、どのサービスも受け取りの受諾/拒否は受取人の意思次第なので、不本意な荷物を送られる心配はない 写真提供/GettyImages
いまや仕事にもプライベートにも不可欠な存在となった宅配便。荷物を梱包し、送り状に自分と送り先の名前と住所を書いて送る、という当然の流れが、どうやら最近は変わりつつあるようです。

まず話題を集めているのはメールアドレスやソーシャルネットワークサービス(SNS)のアカウントだけでギフトを贈ることができる“次世代ギフトサービス”の数々。その仕組みと特徴について同サービスの草分けである「メールdeギフト」広報の鈴木さんに伺ってみました。

「サイトのカタログからギフトを選択し、メールアドレスを入力すると受取人に通知が届き、そこに住所や配達希望日時を記入していただく、というのが大まかな流れになります。お互いに個人情報を開示する必要もなく、匿名やハンドルネームでも可能です」

なるほど、メールに本物のプレゼントを添付するような感覚ですね。実際には、どんな場合に使われるのでしょう?

「基本的な用途はネットで知り合って住所を知らない相手や、わざわざ住所を聞くのもはばかられる友達にギフトを贈る場合が中心。また、思い立った時にすぐ贈ることができ、かつ即座に相手に通知メールが届く、という特徴もありますので、たとえばデート中にトイレに立つふりをして彼女にサプライズプレゼントを贈る、といった使い方もありますね」

使い方次第で、まだまだ可能性を秘めたこのサービス。通販会社やフラワーショップなど参入する企業も増加中で、引き続き注目を集めそうです。

一方ソフトバンク・フレームワークスが展開する「メルアド便」は、似て非なるサービス。メールアドレスまたはTwitterアカウントだけで、10kgまで全国一律990円で荷物を送ることができる、文字通りの“新たな宅配便”です。

「受取人にメールを送付し、配送の許諾と住所の記入をしていただくのがシステムの概略です。荷物の流れは、差出人は配送センターに荷物を送り、受取人は配送センターから荷物を受け取る、という形。お互いはもちろん、配送会社にも差出人、受取人双方の特定はできません。利用シーンは、ネット上の友達や住所を知らない知人への発送が中心。また、個人情報を開示せずに送ることができるので、オークションでの商品発送などにもご利用いただいています。ひとつずつ送り状を書く手間が省けるため、荷物の数が多い時にも便利ですよ」(ソフトバンク・フレームワークス飯田さん)

こちらは一般的な宅配便の延長としての利用が主流のよう。サービスが普及していけば、他にもいろいろな使い方が考えられるかもしれません。

ネット文化と個人情報保護を追い風に存在感を増す“住所を知らなくても送れる宅配・ギフト”。利用できるSNSアカウントやギフトの種類の増加など、サービスも日々拡充中で、今後ますます目が離せないサービスとなりそうです。
(鴫原夏来/サグレス)

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