パソコンに隠された“古代遺跡”?

内蔵ハードディスクってなんで「Cドライブ」なの?

2011.03.25 FRI


パソコンの「コンピューター(マイコンピュータ)」ウィンドウを開いたことがある人ならわかると思うが、ウィンドウ内に並ぶハードディスクドライブ(以下HDD)やDVDドライブの名前の末尾には「C :」「D :」といったアルファベットがついている。これは「ドライブレター(以下DL)」と呼ばれる、パソコンが接続されたドライブ(記憶装置)を識別するために必要な記号。AからZまでのDLを割り振ることで、混乱がないようにしているわけだ。

で、本題。読者が現在使っているパソコンの大半がそうだと思うのだが、「コンピューター」ウィンドウ内に並ぶドライブのDLで、もっとも若いアルファベットは、内蔵されたハードディスクについた「C:」のはず。アルファベット順に割り振るのであれば、当然「A:」や「B:」があってしかるべきなのに、なぜか見当たらないのだ。

これには、ちゃんと理由がある。実は「A:」「B:」は、今は懐かしきフロッピーディスクドライブ(以下FDD)のために用意されたDLなのである。もし、お手元にUSB接続のFDDがある人は、試しにパソコンにつないでみてほしい。「コンピューター」ウィンドウに現れるアイコンのDLは、ちゃんと「A:」になるはずだ。

なぜFDDが「A:」なのかというと、これはフロッピーディスクの中にOS(当時はMS-DOS)が収まっていた大昔のパソコンの名残。パソコンが起動する際には、基本的にDLの若いドライブから順にOSを探す仕組みになっている。そこで混乱がないよう、当時はOSが入っていたFDDに「A:」を固定して割り振っていたのだ。また、当時のパソコンは2つのFDDを搭載していることが多かったので、「A:」と「B:」が固定のDLとなったのである。以上、DVDやSDカードなど、ドライブの種類が増えた今でも、古代のドライブの“遺跡”が残っている、というお話でした。うーん、豆知識!!
(石井敏郎)


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