ナゾの「球形飛行体」で話題!

防衛省“技術研究本部”の近未来テクノロジーに注目

2011.07.21 THU


ネット上で大きな話題になった「球形飛行体」。これまでに7つの試作機が製作され、さらなる性能向上を目指し、現在8機目を製作中
画像提供/防衛省技術研究本部
情報番組や動画サイトで、世界初の「球形飛行体」が話題になった。サッカーボールほどの球形が自由自在に空中を動くその様を見て、驚いた人も多いだろう。この「球形飛行体」を開発したのが「防衛省技術研究本部」なる機関。なんだかスゴそうな響きだが、一体どんな研究をしているのだろうか?もしや、ほかにも未来的な研究の数々が…?

「当本部は、陸・海・空の各自衛隊で使用する戦車・艦艇・航空機など、様々な装備品の研究開発を一元的に行う、国防を技術面から支える機関です。球形飛行体も屋内外での偵察活動などへの応用が期待されています」(防衛省技術研究本部 総務部長・渡辺秀明氏)

なるほど。ほかにはどんなものを研究しているんですか?

「例えば、屋内にいる人間の位置・人数・動きなどを壁越しに探知する壁透過レーダ、散布された生物剤を自動的に採取・特定する検知システムなど、多種多様な装備を研究しています」

どれもスゴそうなものばかりですが、軍事目的以外にも利用できそうですよね。

「そうですね。壁透過レーダは、災害現場での活用も期待されています。また、生物剤検知システムを改良すれば、インフルエンザウイルスの感知にも使えるのではないかと考えています」

ちなみに、冒頭で紹介した球形飛行体は平成20年に技術研究本部内で行われた『技本発チャレンジ技術』という企画で、最優秀賞にあたるフロントランナー賞を受賞したものだそう。

「『技本発チャレンジ技術』は将来の装備品につながる独創的なアイデアを表彰し、職員の意識向上を促すために実施しています」

球形飛行体を開発した佐藤文幸技官をはじめ、技術研究本部ではR25世代の若手もたくさん活躍しているのだとか。どんな新技術が飛び出すか、今後も注目です!
(月川 碧/blueprint)


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