Googleが本気で開発中だとか

技術はすでに実用レベル「自動運転カー」登場間近?

2011.09.15 THU


YouTubeには動画もアップされているGoogleカー。実験を行っているネバダ州では、高速道路での走行を認める法案も可決された
Googleが自動運転の車を開発中とのニュースが話題になっている。同社の発表や報道によると、プリウスをベースに、360度をカバーするカメラやセンサー、距離測定器を設置。収集した地図情報などを活用しながら、実験走行を繰り返しているとか。期待する一方、本当に大丈夫?という不安もある。だが、名城大学で自動運転を研究する津川定之教授によると「自動運転を運転支援の延長と考えると、高速道路では既に実用に耐えるレベル」とのこと。

「ポイントはカメラとセンサーです。まず、道路の白線を撮影してレーンを認識します。加えて、センサーから出した電波の反射で、障害物や前方の車との距離や方向を計測。アクセルやブレーキと連動させて車間距離を調整します。高速道路は人がいないし障害物も少ない。処理する情報も限られるので、十分実用的なレベルです」

実はこれらの技術、運転支援という位置づけで、一部の車には安全装置として搭載されている。

「ただし、これが乗用車に自動運転機能として搭載される可能性は低いと思います。理由は2つ。ひとつは、法律・制度上の課題、たとえば事故が起きたときの責任の所在問題です。もうひとつは、技術的な課題。一般道では予測不能な障害物が多すぎます。人も障害物もない高速道路なら可能な自動運転も、一般道での実用化は難しいですね」

ちょっと残念だけれど、走行距離が長いトラックなどでは、効率面などからも、自動運転の導入が研究されているという。

「現在、3台のトラックの先頭だけを人間が運転、後ろの2台は自動運転で走る研究が行われています。実現すれば、ドライバーの負担軽減による物流の効率化や省エネ運転などが可能になるでしょう」

トラックの自動運転導入で物流コストが下がれば、商品価格の引き下げも考えられる。自家用車が自動運転にならずとも、ある程度は恩恵が受けられそうだ。
(笹林司)


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