5 分でわかるARの未来

第2回 前方車両をロック・オン!? 話題の“ARナビ”試乗レポート

2011.12.07 WED

5分でわかるARの未来


ルート案内中、曲がり角に差し掛かると、AR上には曲がり角までの距離とラインが表示される。その模様は、まるで道路上に“描かれている”ようだ。さらに近づくと、今度は曲がり角自体に矢印が表示される

ARとの融合が、カーナビの可能性を“拡張”する!?



ARナビの最大の魅力は運転席から見たままの世界が、ナビ画面に映し出され、そこにさまざまな情報が描き出されることだ。現実とナビ情報が完全にシンクロするので、道を間違ってるかも…という心配から解き放たれる。たとえばこれまでのナビなら、曲がり角や目印となるランドマークなどを見逃してしまい、ついつい通り過ぎてしまうことがあった。しかしARナビは現実の映像の上に進むべきルートが表示されるうえ、曲がり角までの距離が道路上に表示されたり、実際の店舗の画像にアイコンが重ねられるので、もはや迷いようがない。この恐ろしいほど正確なARマッピングが成立するのは、カロッツェリアならではの自車位置精度の高さによるものだ。
「ピピッ」という音とともに戦闘機の“ロックオン”のようなインジケータが表示され、前方車両との車間距離が正確に表示される。さらに、走行レーンを認識して、ふらつき走行にアラートをあげてくれたりもする
ARとカーナビの融合によるメリットはそれだけではない。カメラを持つことで、目を得たARナビは先行車両との車間距離や信号機の変化を“捕捉”することができるのだ。従来は目視に頼るほかなかった車間距離を常に計測してくれ、詰まりすぎるとアラートを上げてくれたり、信号待ちで、うっかり考え事をしていても青信号と先行車両の動きを検知して、発進を促してくれたりする。これなら発進にもたつき、後続車からクラクションを鳴らされることもないだろう。ARナビは従来型のカーナビの役目であった「正確で早く着く道を案内する」という領域から、「運転をアシストする」という別次元のドライブまでをも僕らにもたらしてくれるのだ。

もちろん基本のナビ性能は業界トップクラスと呼び声高いサイバーナビの最新モデルだけあって、安心のクオリティ。渋滞情報、柔軟なルート選択のアルゴリズムは、もはや円熟の域といえる。それにARが加わると…取材中の車内ではその挙動のたびにいちいち「おおっ!」という歓声があがったほど。今まで、ARという言葉は知っていたものの、いざ実際にAR技術が製品と融合した姿を目にすると、夢が実現した現場に立ち会ったような不思議な感動を覚えた。この姿こそ、まさに“未来のナビ”といえるだろう。 投稿募集はこちら 皆さんの投稿を募集中!

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