サービス履歴の横断利用って…

グーグル新ポリシーの変更点は?

2012.03.15 THU


新しいグーグルのプライバシーポリシーについては、www.google.co.jp/intl/jp/policies/で確認できる。興味がある人は読んでみよう
「法令遵守及び利用者に対する分かりやすい説明等の対応をすることが重要」と、総務省と経済産業省が通達したことが話題となった、グーグルの新プライバシーポリシー。事前通知はあったが、手続きも必要なく新ポリシーの適用下におかれる形となったため、何がどう変わったのかわからない人も多いだろう。

そもそも「プライバシーポリシー」とは、企業が個人情報を扱う際のルールや方針のこと。従来、グーグルではメールやマップなど、個別に60以上のポリシーを設けていたが、今回の改定で大きくひとつに統合された。最大の変化は、グーグル側で各サービスの利用履歴が横断利用できるようになったこと。たとえばユーザーの現在地から周辺の交通状況を調べ、カレンダーに登録された予定地への移動が間に合うか通知することなどが可能になるという。その一方…。

「グーグルのサービスは検索やカレンダーなど多岐にわたるほか、位置情報や通話履歴が取得できるスマートフォンでも利用されています。そのため、ポリシーの統合により、プライバシーの侵害や個人情報の悪用リスクが高まる、という懸念も世界的に出ています」(IT系ライター・大原雄介氏)

もちろん、グーグル側でもユーザーが自由に履歴を削除できるような対策を用意しているし、検索はヤフー、地図は…と個別にサービスを選ぶ選択肢もある。

「とはいえ、現状グーグルのサービスを使わずに済ませるのはなかなか困難。また、個別にサービスを選ぶことにより、利便性も失われます。今後は完全にプライバシーを守るかわりに有料となる、グーグルと同等の個人向けサービスの登場も考えられますね」(大原氏)

便利さをとるか、プライバシーを守るのかは、ネットを使ううえで常に頭を悩ませる問題。気になる人はグーグルに限らず、他のサービスのプライバシーポリシーにも注目すべきだろう。
(石井敏郎)


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