載せていないと怪しまれる時代に…?

SNS「顔写真は必須」5つの理由

2012.08.03 FRI


LinkedInのホームページ
「THE WALL STREET JOURNAL」 のキャリア相談コーナーに「SNSに公開する自分の写真はどれくらい大事?」との質問が寄せられました。

質問者が尋ねたのは、「LinkedIn(リンクト・イン)」というビジネスSNSに現在の自分の写真を掲載すべきか否かという点。この方、なんと72歳の米国人男性ですが、写真を掲載すると“高齢”ぶりが強調されて求職活動が不利になると懸念したようです。

LinkedInは、アメリカでは転職活動に広く用いられているサービスで、ユーザーの大半は所属企業や職務経歴、学歴などを実名公開しています。昨年、日本語版サイトも公開されたので、ご存じの方も多いかもしれません。

さて、冒頭の質問に対する回答は「写真は掲載すべき」というものでした。

LinkedInの統計分析によると、写真を含んだプロフィールが閲覧される頻度は、写真がない場合のなんと7倍。写真を掲載したほうが求職活動には有利になるというわけです。

加えて、回答者からは以下5点のアドバイスが寄せられました。

(1)自分のベストショットの写真を掲載すべし
写真を掲載しなかったり、年齢を偽るために若い頃の写真を掲載しても、Googleで検索されれば、年齢がバレてしまう可能性がある。

(2)写真を掲載しないと求人企業に疑念を抱かせる
写真を掲載しないと、「この人物はなにか隠したいのでは?」「写真を用意できないほど怠惰な人物なのか?」など、採用側にいらぬ疑いを抱かせることになる。

(3)正直であるべし
正直であることこそベストポリシーである。相手をミスリードしてはいけない。あとで相手からの信頼を失うくらいなら、最初から真実を伝えたほうがよい。

(4)写真を掲載したほうが閲覧者の記憶に残りやすい
顔を見せたほうが相手の記憶に残る可能性が高まる。

(5)年齢を若くみせるために履歴情報を減らすのはナンセンス
LinkedInの統計分析では、直近のポジションだけを表示するよりも、過去のポジションを複数プロフィールに掲載したほうがコンタクト数が12倍も多い。

それにしても、日本で72歳といえば、すでに年金生活を送っている年齢です。その年齢でSNSを使って職探しをする人がいることには本当に驚かされます。と同時に素晴らしいとも感じました。逆にいえば、日本ほど年金制度が充実していないせいで、老後も働き続けなければいけないアメリカの厳しい現実ともいえるかもしれません。

ともあれ、最近、日本でも転職活動にSNSを活用するケースが増えてきています。この男性の迷いが、我々自身の迷いになる日もそう遠くないかもしれません。
(西山 昇)

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