初の「ソーシャリンピック」終了

SNS上での五輪の盛り上がりは?

2012.08.13 MON


期待された個人競技でのメダルには届かなかったものの、男子 4×100m メドレーリレーで見事、銀メダルを獲得した北島康介。五輪期間中も細やかにツイートし、現場の熱気を伝えてくれた 写真提供/時事通信社
日本選手団が史上最多38個のメダルを獲得し、最終日まで盛り上がったロンドン五輪。ツイッターやフェイスブックなどのSNSが世界的にインフラ化してから初の五輪ということで、「ソーシャリンピック」なんて呼ばれ方もしたけれど、実際、SNS上ではどう盛り上がったのか?

BIGLOBEが8月7日に発表したツイッター利用者動向によると、サッカー男子日本vs.スペイン戦が行われた7月26日、平日にもかかわらず国内の総ツイート数が歴代2位となる「4787万件」を記録したという。ツイートが集中したためか、「日本勝ったーーってつぶやこうと思ったら、エラー続きで全くつぶやけなかったです(^^;」(原文ママ)などのツイートも試合終了後に散見された。

また、小ネタやハプニングに即座に反応するのもSNSの特徴。開会式では「ソマリア選手団の衣装がドラえもんにしか見えない!」というツイートがあふれ、女子バドミントンで話題になった無気力試合では「これはひどい」という怒りのコメントや、検証動画のURLを添えたツイートが相次いだ。

さて、今大会では国際オリンピック委員会(IOC)が選手にもツイッターでの情報発信を促していたため、試合前後の様子がファンに直接伝わることも。男子競泳の北島康介選手は7月30日、「水泳バカな俺を支えてくれたすべての人に感謝して、コース台に上がります」とつぶやき、8月9日現在で9881件リツイートされている。フォロワーは「悔いなき泳ぎができますように。さあ、応援!!」などのツイートで応え、レース前の臨場感が共有したうえで、北島選手の泳ぎを見守ったようだ。

また、今大会で五輪史上最多19個目のメダルを獲得した米国男子競泳のマイケル・フェルプス選手には、大会中になんとオバマ大統領から直接「国の誇りだ」と称えるツイートが送られた。一方、ギリシャ・陸上女子のパラスケビ・パパフリストゥ選手や、スイス・男子サッカーのミシェル・モルガネラ選手など、不適切なツイートによりそれぞれの国のオリンピック委員会から出場資格をはく奪され選手団から追放される選手が出るなど、選手の取り組み方は今後の課題になっていきそう。

男子ロードレースのテレビ中継では、観客の一斉ツイートなどが原因で配信トラブルが生じるなどの問題もあったが、SNSがこれまでとは違うオリンピックの楽しみ方をもたらしてくれたことは間違いなさそうだ。
(橋川良寛/blueprint)

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