数年以内には「070」ナンバーも登場!?

携帯電話の番号は どう決まる?

2012.08.21 TUE


携帯番号の桁数はいくらでも増やせるのか聞いたところ、「実は、国際的な取り決めにより、電話番号は15桁までと定められているんです」とのお答え。電話番号30桁!なんてことはないみたい 写真提供/GettyImages
携帯電話の契約時、当たり前のようにもらっている携帯の電話番号。これって、いったいどんな仕組みで決まっているのだろう?

「携帯電話の番号は、総務省が各携帯事業者の申し込みに応じて、まとまった数の番号を割り当てています。その番号を、各事業者が契約者に振り分けているんです」

こう解説してくれたのは、総務省番号企画室の東川さん。具体的に言うと、080-1000から080-2999までの番号はNTTドコモ、080-3000から080-4999はソフトバンクモバイル、080-5000から080-6999まではKDDIが使っている、という形だ。

「一度の申請で指定する番号の数は、その事業者の前年度契約実績に基づき審査されます。例えば、前年度に100万件の新規契約をした事業者であれば、ほぼ同数の番号が新たに割り当てられる仕組みです」

事業者に新たに割り当てられる携帯番号の数は、平成13年から年平均500万番号のペースで増加している。特に昨年から今年にかけては、スマートフォンの普及で携帯の2台持ちをする人が増えたこともあり、割り当てられる携帯番号の勢いが年平均700万番号にペースアップ。しかも、この勢いは今後さらに加速していくとか。

「自動販売機の売り上げ管理やポータブルゲームの通信機能などに、携帯電話の電波を利用する『M2M(Machine to Machine)』というサービスが、2010年から急速に拡大しているんです。このサービスでもそれぞれの機器に携帯番号が付与されるため、番号のニーズはさらに高まっていくと予想されます」

ならば、このままではいずれ現在の携帯番号が枯渇してしまう可能性もあるの?

「はい。現在、携帯電話用の番号は合計1億8000万番号ですが、今年の3月時点で指定されている番号の数は、すでに1億6000万番号を超えています。つまり、現在残っている指定可能な番号はわずか2000万番号弱になります」

その問題を解決するため、現在PHS専用の番号として使われている「070」から始まる番号を携帯電話と共有しよう、ということを検討しているそうだ。

「『070』から始まる9000万番号のうち、実際に使われているものは400万番号ほど。携帯の番号と共有できれば、数にかなり余裕が生まれます。他にも、まだ使用されていない030や040の番号も利用可能です。また、電話番号の桁数を増やせば、理論的には10億、100億と新たな番号を作ることはできます」
 
とはいえ、将来的に携帯番号がもう1桁増える……なんて事態はちょっと不便。覚える番号はなるべく少ないほうがありがたいですね。
(森石豊/Office-Ti+)

※この記事は2011年09月に取材・掲載した記事です

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