Twitter、Facebook、mixi etc.

居場所がバレるアプリに要注意!

2012.08.24 FRI


Twitterでも、知らずに現在地で自宅を公開してしまっている人や、位置情報付き設定のままつぶやき続けてる人がいますよね
携帯電話全体でいえば1~2割とまだまだ比率は少ないものの、破竹の勢いで普及が進むスマートフォン(以下スマホ)。ところが最近、スマホの普及とともに問題化しつつあるのが、スマホのサービスやアプリによる「自分の居場所バレ」「会社バレ」「自宅バレ」です。

「最近話題になったのは、彼氏のスマホにインストールすることで、彼氏の居場所から通話記録、電池残量まで知ることができるアプリ『カレログ』ですよね」とコメントいただいたのは、インターネットや通信、放送サービスのコンサルティングを行っている企(くわだて)のクロサカタツヤ氏。

「本人の承諾なしに他人の居場所を追尾すると、民法の不法行為(いわゆるプライバシー侵害)にあたる可能性があり、訴訟になったら相当不利です。さすがにカレログ運営会社もマズいと思ったのか『端末所有者の同意をとってご利用ください』という注意書きを追加しましたね」

一方、SNSで自ら居場所を公開してしまう例も多々あります。

「Twitterやmixiボイスで『○○なう』とつぶやいたり、foursquareやFacebook、ロケタッチなどの位置情報共有サービス(機能)にチェックインすることで、たとえ本人がプライベートを公開していないつもりでも、ウォッチしている人からすると『平日の朝の9時から夕方の6時まで○○周辺にいるってことは勤務地はこのエリアなんだな』とか、自宅を知っている人間からすると『今は留守なんだな』ということがわかってしまいます。実際、それで空き巣に入られたという事例が海外でも起こっています」

それはおそろしい…。しかも海外発のアプリやサービスには、初期設定が「自分の居場所を公開する」になっているケースが少なくありません。これってITにうとい人は、気づかないうちに個人情報がダダ漏れってことにもなりかねませんよね。個人情報の公開に抵抗感がある日本人にはそぐわない気も。

「サービスの利用に際して事前同意を必要とせず、イヤになったら退会を申し出る方法を『オプトアウト』っていうんですが、特にアメリカ人の国民性というわけではなく、Googleを始めとするシリコンバレーの文化なんですよね。確かにオプトアウトを“アリ”にすると新しいサービスを生み出しやすくなり、産業が発展するというメリットもあります。ただ、海外でもオプトアウトによるトラブルが起きているし、個人情報の公開に抵抗がある人も多い。今後、世の中の流れはオプトイン=利用者の承諾を取って情報を提供する、という方向に向かうでしょう。実際にアメリカでも法整備が進められています」

今はその過渡期ってことなんですかね。とはいえ、現状でもインストール時や登録時に「位置情報を扱ってもいいですか?」と承諾を取るオプトインなアプリやサービスも少なくありません。それでもよくわからずに了承して、結果ダダ漏れしちゃったりするわけですから、当面は個々人のITリテラシーの向上が課題なのかもしれませんね。
(熊山 准)

※この記事は2011年09月に取材・掲載した記事です

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