希望者が集まれば実現

夢実現型の共同購入サイトの今

2012.09.19 WED


「ドリパス」は、ユーザー側が映画館の編成権の一部を担うという意味でも画期的。メジャー作品だけでなく、アニメ監督の追悼企画やインディーズ作品の上映も行っている
一定数以上の人がまとまって事前購入することで、高級レストランのコースが半額以下で味わえたり、破格の値段でホテルに泊まれたりと、このところ猛烈な勢いで盛り上がりを見せている共同購入サイト。なにより割引率のスゴさに注目が集まっていますが、ここにきてひと味違った夢実現型のサイトが登場しているんです。

その代表格が「ドリパス」。もう一度見たい過去の名作や見逃していたあの映画作品を、劇場の大スクリーンで復活上映。これまでに『ダークナイト』や『パーフェクトブルー』などファンなら涙モノの作品の上映が実現しています。

「事前に最低販売数量が確定した段階で成立しますので、劇場側は空席リスクをとらずに上映できます。ですから、インディーズ作品など、これまでにできなかった挑戦的な企画も実現できるんですよ」(ドリパスを運営するブルーム代表・五十嵐壮太郎さん)

なるほど、ユーザーだけでなく上映する側にもメリットが大きいのですね。

「目指しているのは映画業界のリスク分散装置なんです。ゆくゆくは、見たい監督作品の制作費を事前に集め、一定金額に達した段階で撮影に入るといった展開も考えています」(同)

おぉ、映画ファンにとってはまさに夢のような話です。ところで、自分が見たい作品を上映してもらうにはどうすれば?

「作品はツイッターでのリクエストを中心に、配給権やフィルムの有無などを勘案して決定しています。リクエスト数だけでなく、コメントのエネルギーも企画化の重要な条件として読ませていただいていますので、ぜひ熱いご要望をお送りください」(同)

うっ、マジですか。『トゥルー・ロマンス』むちゃくちゃ好きなんです。なにとぞ、なにとぞ…。

「ドリパス」以外にも、ほしい商品の製品化を企業にオファーしてくれる「tanomi.com」、本格鉄道模型スペースがある店舗の貸し切りやサバイバルゲームへの格安参加など、ニッチ層のあこがれを具現化した実績もある「ヲタぽん」、販売してほしい商品をリクエストできる「24バリュー」や「Qpon」などのサイトもあります。

そう、もはやみんなの想いが集まれば夢は叶うんです。もう僕のアレやコレ、絵空事だの妄想だのいわせませんよ。
(静浩太/サグレス)

※この記事は2010年11月に取材・掲載した記事です

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