肩こりから病気の治療まで…!?

話題の治療法「血液クレンジング」

2012.10.03 WED


1回の施術は30分ほど。「冷え性改善は特に効果を実感しやすく、点滴途中で手足がポカポカしてくるという人もいます」(椎名さん)とのこと 写真提供/メディアージュクリニック青山
ここ最近、血液クレンジングという治療法が注目を集めている。なんでも疲労回復から肩こり、各種疾患の治療にも効果があるそうな…。血液クレンジング療法を実施している、メディアージュクリニック青山の椎名邦彦院長に詳細を聞いてみた。

「血液クレンジングは、オゾンと反応させた血液を点滴することで、代謝を活性化させる治療法です。手順としては、まず治療対象の人から100mlほど採血し、滅菌・密閉された容器内でオゾンガスに触れさせます。すると血液中にオゾンが溶けだすので、そのまま点滴で体内に戻す…というわけです」

戻された血液はどう影響するの?

「オゾンが溶けると血液内に過酸化水素と過酸化脂質が発生し、赤血球の酸素運搬能力を高めたり、白血球の免疫力を強化させたりします。また、オゾンは血液中で酸素に変化します。酸素濃度が低い血液中では赤血球同士が凝固して、末梢血管まで十分に行き渡りません。しかしオゾンが作用するとその固まりがほぐれ、赤血球が全身に行き渡るようになります」

要は、赤血球や白血球を活発にして、さらに血液循環も改善するということらしい。でも、これだけでそんなに効果が表れるものなの? 代替医療に詳しいおのむら医院の小野村健太郎院長はこう語る。 

「当院では血液クレンジングは実施していませんが、例えば『今週は少し働きすぎたから、体力回復させよう』という際には悪くない方法でしょう。ただしこれは、あくまで常識的な生活を送っている人を想定した話。不健康な食生活を送っている人やヘビースモーカーの人が、1度血液クレンジングを受けたからといって劇的に体質改善される可能性は少ないでしょうね。過度の期待は禁物です」

また、次の点でも気をつけなければいけないという。

「基本的に副作用はありませんが、代謝を促進させるので、バセドー氏病のような甲状腺ホルモンを過剰分泌させる病気を持つ人には施術できません。万が一のことを考えて、妊婦さんへの施術も禁じられています。また、保険適用外なので治療費も安くありません。それらを踏まえて、それでも金額に見合った効果だと思うのであれば、治療法のひとつとして検討するのもアリだと思いますよ」

ちなみに治療費は1回2万~3万円ほどと、安い金額でないことは確か。財布に余裕があって、興味がある人は自分自身で詳しく調べてみるといいかも?
(糸数康文/Office Ti+)

※この記事は2010年12月に取材・掲載した記事です

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