おもわず欲しくなる!

書籍に特化した電子書籍端末

2012.10.19 FRI


ソニーの電子書籍ストアサイト「Reader Store」で購入できる書籍は、2010年12月時点で1万冊超。売り上げランキングには『悪人』『これからの正義の話をしよう』などにまじり『ソニー自叙伝』もラインナップ
iPadの発売や村上龍氏の電子書籍配信会社の立ち上げなどにより「電子書籍」という言葉がメディアでも頻繁に使われるようになってきました。そんななか、北米やヨーロッパで実績を残しているソニー製の電子書籍端末「Reader」が日本に逆上陸。早速、触って試してみました。

特長のひとつが、iPadのような液晶ではなくAmazonのKindleなどにも使われている電子ペーパーを採用したこと。電子ペーパーとは、無数のマイクロカプセルで構成されたディスプレイで、マイクロカプセル内の白色・黒色粒子を電流加圧により上下させることで、白と黒を表示させる技術。一度の充電で約14日間使用できる消費電力の低さがポイントです。

肝心の表示機能は印刷された文字に非常に近く、最初は展示用サンプルに紙が貼ってあるのかと勘違いするほどでした。文字を読むことに関しては、他の電子書籍端末よりも優れている印象です。また、電子書籍端末らしく、画面をタッチして傍線を引いたり手書きメモを残したりもできました。ただし、モノクロなので写真などを表示するときは物足りないかも。

もうひとつの特長が、薄型軽量のサイズ。特に5型の「Reader ポケット エディション」は文庫本を読んでいる感覚。片手で操作できるので、個人的には文庫本よりラクに読めました。混んでいる電車内などで活躍しそうです。

驚いたのは、電子書籍「専用」端末だということ。多機能端末であるiPadやWi-Fiに接続して雑誌などの書籍を購入できるガラパゴスと違い「Reader」は本を読むことに特化しています。コンテンツは、ソニーの電子書籍ストアサイト「Reader Store」でPCにダウンロード。そのデータを専用ソフトで「Reader」に移す仕組みです。

最近の多機能端末になれているので、少々物足りないかもと感じましたが、本好きの人知人からは「書棚を持ち歩いていると考えれば十分」という意見もありました。そう考えると、Wi-Fiを搭載していないのも、モノクロなのも納得。ある意味、潔い書籍“専用”端末です。

内蔵メモリだけで約1400冊収納可能とのこと。うーん、個人的には一生読み切れないかもしれないけど、読書家にはオススメです。
(コージー林田)

※この記事は2011年01月に取材・掲載した記事です

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