個人の作ったサイトが1000万円以上で売れることも…

ウェブサイト売買の相場はいかほど?

2012.11.13 TUE


売買後、買い手が望むような効果を得られなかったり、サイトの内容をがらりと変えられて売り手が不本意に感じたりと、webサイトの売買は調整が難しいことも…。トラブルを防ぐには、しっかりとした仲介に入ってもらうことも大事なようだ 写真提供/GettyImages
今年2月、米大手インターネットサービス・AOLが、ニュースサイト・ハフィントンポストを3億1500万ドルという巨額で買収したことが話題に。ところで、ウェブサイトの価値や価格って、どう算出するんだろう? GMOインターネットでサイト売買の仲介を行う「サイトM&A」を担当する新井輝洋さんに聞きました。

「基本的な考え方は、会社や不動産の価値の計算と変わりません。つまり、将来的に見込める利益をベースに、サイトを作るのにかかったコストや買い手のニーズなどから総合的に判断します。そのうえで、アクセス数やコンテンツの量・質も評価ポイントに。ただし、サイトの価値は買い手によって変動する相対的なものでもあり、サイト自体が直接利益を生むことはなくても、集客効果が期待できるケースなどでは、高額で売買されることもあります」

ちなみに、日本ではどんなサイトが、どんな金額で売買されているんでしょうか?

「大型のポータルサイトなどですと、評価額が億単位に及ぶことも普通にあります。個人が運営するサイトではECサイトや情報サイトが売買にいたるケースが多く、相場は200万~1000万円程度。最近ですと、弊社が仲介した案件では、金融商品関連の情報サイトが1650万円、アクセサリーのECサイトが1350万円で売買された例があります。どちらも特定のユーザー層に強く、買い手側がアクセスや流入、それにともなう売り上げの増加を見込めたことが、比較的高い評価額がついたポイントです」

情報サイトが1650万円とは…。ちなみに、サイトの売買はどうやって行われるんですか?

「仲介を挟まず、企業が直接声をかけたり、逆にサイト運営者が自ら企業に売り込むケースもありますが、商品が “モノ”ではなく、運営者の活動がともなったサイトであるため、金額や条件面で折り合うのはなかなか難しいようです。当社のような仲介業者が間に入る場合は、買い手側が欲しいサイトを具体的に挙げるケースと、大まかなオーダーを受けて、それに見合ったサイトを探すケースがあります」

web R25読者が運営するサイトに、ある日突然お声がかかるなんてことも…?

「もちろんあります。当社には、有名企業・上場企業を多く含む100以上の企業から常にオーダーがあるので、web R25読者のなかにも、すでにお声がけさせていただいた方は確実にいらっしゃると思いますよ」

ターゲットを絞り、「何かのジャンルでトップクラス」になることを意識してサイトを運営していると、声がかかる可能性が高まるとのこと。一攫千金を夢見る人は、サイトを立ち上げ、休日や終業後の時間にコツコツ更新してみるのもいいかも?
(月川碧/blueprint)

※この記事は2011年04月に取材・掲載した記事です

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