コロプラ、ミスティックストーン…

無料ゲームのビジネスモデルは

2012.11.21 WED


『ミスティックストーン』の戦闘シーン。PS3などのコンシューマーゲームに比べ、PCの方がスペック進化が早いので質の高いゲームを作りやすいそうだ 写真提供:株式会社アエリア
モバイルの『コロニーな生活☆PLUS』、本格派RPG『ミスティックストーン』など、豊富な種類とハイクオリティで話題のオンラインゲーム。これらゲームの大半は、「タダで遊べる」という特徴を持っている。アカウントを無料取得でき、その後もお金をかけずにプレイできる。とはいえ、市販の有料ゲームと比べて遜色のないこれらのゲーム、開発や維持にもお金はかかるはずなのに…。

日本オンラインゲーム協会の川口洋司さん、どうなってるんですか?

「売り上げの主流は“アイテム課金”です。基本的なプレイは無料で、アイテム、サービスなどを入手する時だけお金が必要になるシステムですね」

なるほど。だけど、無料で遊び続けることも可能なのに、アイテム課金だけで本当にビジネスとして成り立つのか…。美しい3D映像と深みのあるストーリー性で人気の『ミスティックストーン』運営元の株式会社アエリアに聞いてみました。

「ちゃんと成り立っていますし、ユーザー数も売り上げも年々増えています。ゲーム開発は海外で行っており、開発費を抑える工夫もしていますが、何より重要なのはお金を出しても欲しくなるアイテムを提供することですね」(同社オンラインビジネス本部マーケティングチームマネージャー・上村健太郎さん)

無料ゲーム隆盛の裏側にあるのは、特殊なからくりではなく「魅力的な商品を売る」というビジネスの基本だったのだ。日本オンラインゲーム協会によれば、無料ゲームの採算ラインが3~4割といわれる中、約5割のユーザーが何らかのアイテムを購入しているタイトルもあるという。

でも、なぜみんな有料のアイテムを購入するんでしょう? ボクはタダで遊んでいるけどな…。その疑問に答えてくれたのは、野村総合研究所主任コンサルタントの木村賢次さん。

「オンラインゲームは、コミュニティの形成や交流も1つの目的。仲間と比較し、少しでも高いレベルを目指すために、特殊なアイテムを購入する人が多くなるのではないでしょうか」

その状況を踏まえ、最近ではオンラインゲーム運営元がこぞってmixiやGREEなどのSNSサイトにゲームを提供し、ユーザーの取り込みをはかっているという。そういえば、ボクが最近ハマっている『サンシャイン牧場』も、mixiアプリのアイテム課金型ゲーム。一度もお金は使ってないけど、たまには何か買ってみようかな…。
(鼠入昌史/Office Ti+)

※この記事は2010年05月に取材・掲載した記事です

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