3人に1人は“規則違反”を犯している?

私用PCで業務“BYOD”増加中

2012.09.06 THU


戸田氏いわく、パスワードロックや、あやしいアプリを避けるのはプライベートのデバイスでも当たり前。BYODでも同様とのこと
画像提供/AFLO
会社支給のPCが古すぎる!これなら私物のPCを仕事で―そう思ったことはないだろうか? 世界的にも、私物デバイスを仕事で使うケースは増えており、「BYOD(Bring Your Own Device)」と呼ばれている。セキュリティ上禁止されていても、“規則違反”を承知で職場に持ち込む人も少なくないという。実際、米ネットワークセキュリティ企業Fortinetが今年5、6月、日本を含む15カ国で20代会社員3800人を対象に調査したところ、「すでにBYODが定着している」と回答した人が74%、「私物デバイスの業務使用禁止という規則を破ったことがある、または今後破る可能性がある」と答えた人も36%に達した。BYODのニーズが高まっているなか、欧米では、許可する企業が増えているという話もある。

「アメリカでは、早くからスマホでの業務メールが普及していたことに加え、会社公認のもとで私物を業務に利用することが珍しくありません」。そう話すのはIT系の著書や連載を多く持つ戸田覚氏。「自分の車で営業に行くケースも多い」のだとか。

『日経パソコン』2012年7月23日号によると、日本で『BYODを全社的、または一部の部署で取り入れている・考えている』と答えたのはわずか15.1%。戸田氏も、日本ではすぐに広がらないと予測する。

「企業のコスト削減になると言う人もいますが、実はそうでもないのです。PCやスマホの購入費が抑えられても、社内システムを多種デバイスに対応させるコストがかかりますから。ただ、要望が強まっているのは確かなので、システム改変に合わせて導入する企業は増えるかもしれません」(同)

BYODが認められれば、スマホで業務メールをチェックしたり、好きなPCを使えたり、メリットは大きい。一方、壊れた場合の修理代など、公私の線引きが難しい問題も。果たして、日本でも定着するだろうか。
(栃尾江美/アバンギャルド)


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