県名入りのメアドも持てる

「都道府県名.jp」ドメイン登場

2012.11.20 TUE


「都道府県型.JP」のサイトから、どんなドメイン名を取得できるかチェックすることができる。一般的な単語でも、地名と組み合わせるだけで独自の価値が出てくるようだ
webサイトの所在地をあらわすURLには、「○○○.com」のような“ドメイン名”が含まれる。日本においては、企業であれば「○○○.co.jp」、大学なら「○○○.ac.jp」、政府機関は「○○○.go.jp」といったドメイン名が一般的だが、今年11月から新たに47都道府県の名称がドメイン名に含まれる「都道府県名.jp(都道府県型JPドメイン名)」が新設された。例えば、「○○○.tokyo.jp」や「○○○.kyoto.jp」といったURLが使用可能になる。

「もともとJPドメイン名には、組織の分類をあらわす『属性型JP(○○○.co.jpなど)』だけでなく、地域をあらわす『地域型JP(○○○.chiyoda.tokyo.jpなど)』、そしていくつでも登録できる『汎用JP』(○○○.jp)といった種類がありました。しかし、現在のインターネットでは、『ドメイン名は短い方がよい』という流れがあり、長くなりがちな地域型ドメインは使いづらいといった声があったんです。そこで地域型を見直したのが、よりシンプルな『都道府県型』というわけです」

と教えてくれたのは、「.jp」の登録管理を行っている日本レジストリサービスの宇井隆晴さんだ。でも、ドメイン名に都道府県名を入れることに一体どんなメリットがあるの?

「場所や距離を問わないネット上では、『地域』の存在が見えづらくなっています。そこでドメインに都道府県名を入れることで、webサイトのローカルな価値を前面に押し出すことが可能です。例えば、京都など国際的にブランド力のある地名もありますし、有名な名産品や特産品のなかには生産地があまり知られていないケースもあります。web上で展開するサービスに“地域とのつながり”の価値を加え、それを全国的にアピールしたいときに有効に使ってもらえるのではないでしょうか」

言われてみれば、リアル世界でも「県のアンテナショップ」って意外と人気がある。各地域のサービスを全国に売り出したいときにも使えそうだ。

「都道府県型JPドメイン名は個人でも登録できます。個人運営のブログやメールアドレスとしても使用可能なので、webを通じて地域とのつながりを強調したい人にもぜひ使っていただきたいですね」

現時点でどんなドメイン名が取得されているのか、筆者が一般的な単語を使って調べてみたところ、例えば「onsen(温泉)」では「onsen.gunma.jp」がすでに登録されているようだ。また「udon(うどん)」で調べてみると、やはりというか「udon.kagawa.jp」が登録されていた。その県の特色がわかりやすく見えてくるようで、なかなか面白い。

なお、ドメイン名の登録にあたっての条件は、日本国内に住所があることのみ。どの都道府県名でも、いくつでも自由に申請できる。費用は年間2500~5000円が目安だ。今なら好きなドメインを取得しやすいし、数が少ないから目立てそう。ネット上で“地元愛”をアピールしたい人は、使ってみると面白いかも?
(呉 琢磨)

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