各社のヒット商品のPB展開が加速

ヒット商品の「PB展開」加速中!

2012.12.20 THU


ファミリーマートでは、「カルビー」ブランド(左)とPB商品「ファミリーマートコレクション」(右)の両方の「かっぱえびせん」が売られている 撮影/尾形文繁 『週刊東洋経済』毎週月曜発行 現在発売中の特集は「PB商品の裏側」 定価690円(税込)
最近、コンビニやスーパーの店頭で、PB(プライベートブランド)商品の存在感がますます高まりつつある。

PB商品とは、イオンの「トップバリュ」やセブン‐イレブンの「セブンプレミアム」など、小売り企業が企画し、独自のブランドとして販売する商品のこと。11月27日には国内大手ビールメーカーが初めて開発・生産に参画したPBビール「100%MALT」がセブンプレミアムから発売、12月7日には西友がPBブランドを「みなさまのお墨付き」「きほんのき」に刷新するなど、各社が力を入れている。

とくに最近のPB商品で特徴的なのは、NB商品(ナショナルブランド商品=いわゆるメーカー品)のヒット商品をベースにPB化する動き。たとえば、大手菓子メーカー・カルビーが製造する「かっぱえびせん」は、同商品をアレンジしたものをファミリーマートのPB商品向けにも展開している。生地そのものは同じえびせんながら、1本当たりの幅(太さ)は2倍近い。メーカー側としては、そうすることでNB商品との差別化を図りつつ、販売機会を増やすこともできる。実際、PB商品の販売数も右肩上がりだとか。

食べてみると、NBに比べ、太めのPBの方が塩味を強く感じ、食べ応えがある。NBが子ども向けなのに対し、PBはコンビニの主要顧客である大人向けといった印象だ。価格はPBが70グラム105円、NBは90グラム124円(いずれもファミリーマート大手町日本ビル店で購入)。1グラム当たりの価格はPBの方が1割程度高いが、甲乙付けがたい。

他にも、チョコ菓子ではカバヤ食品が看板商品「さくさくぱんだ」をファミリーマートに供給しているほか、あんぱん、ビール、カップめんなどで、同様のPB商品が続々と登場している。従来のNB商品との比較を含め、各メーカーの今後の展開に要注目だ。
(福田 淳/『週刊東洋経済』)


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