原因不明の誤作動はこれを疑え!

春も注意! 静電気によるPC故障

2013.03.28 THU


静電気は瞬間で、3000~数万ボルトの電気を発生しており、ガソリンスタンドなどで給油中に発生すれば火災につながることも。確かに、この電圧ではパソコンも壊れてしまいそうだ
今冬は例年以上に気温が低く空気が乾燥していたせいか、ドアノブや衣服を触るたびにバチッとくる「静電気」に悩まされた人も多い様子。なかには「静電気のせいでPCが壊れた!」なんて人もいて、ネット上でも同様の声が多数聞かれた。静電気で大事なPCが壊れる可能性があるなら、ちょっと心配だ。

指がビリッとする程度の静電気で、本当に故障しちゃうの? ということで、静電気対策用品を扱うセレスの代表取締役、清水尚則さんに聞いてみた。

「理論的には起こり得ます。パソコンに限らず、最近の家電製品はICチップやLSI(集積回路)など、電気に敏感なものを多数使用しているため、人が気付かないほどのわずかな静電気放電で入力波形にノイズが進入し、チップ誤作動が起きたり、チップ破壊が起こったりすることがあるんです。PCをはじめとする家電製品が原因不明の誤作動を起こした際には、静電気の影響も疑ってみましょう」

そもそも“空気が乾燥する”と“静電気が起こりやすい”のは、なぜなんでしょう?

「空気中に水分がないと、静電気が物質から逃げず、とどまりやすいためです。水分が物質の表面に多くあると、発生した静電気が素早く分散するんです。部屋を加湿するのは一般的ではありますが、効果的な対策ですね」

そのほか、室内であれば電気を起こしやすいカーペットの使用を控えるなど、人体に帯電させないための環境を作るのも大事なのだとか。

パソコンやスマホを操作する手に帯電させないためには、事前にウエットティッシュで手を湿らせたり、金属を触って静電気を逃したり、という対策も有効なようだ。静電気を起こしたくないなら、アクリルやフリース等の化学繊維など、静電気を発生させやすい素材の服は、避けた方がいいのかも。

さらに、ホコリには静電気がたまりやすいため、家電の周りはこまめに掃除しておきたいところ。ようやく春が来たとはいえ、まだまだ空気が乾燥していることも多いこの季節。「何もしていないのに、パソコンが壊れた!」なんて状況になって慌てないためにも、静電気対策、しっかり考えておきましょう。
(佐藤大智/blueprint)

※この記事は2012年3月に取材・掲載した記事です

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト