どの言語から手をつければいいのやら…

プログラミング学習 言語の選び方

2013.06.03 MON


iPhoneやAndroidのアプリが急速に増えたことから、転職に備えてアプリ開発に使われるプログラミング言語を学ぶビジネスマンも多くなっているようだ
米国で人気企業ランキングに、必ずといっていいほど名を連ねるのがIT企業。GoogleやMicrosoftなど巨大IT企業のあるアメリカでは、将来を見据えて子どものうちからプログラミング言語を学ばせることに関心の高い家庭も多いようだ。

日本では、子どもにプログラミング言語を学ばせるという人はまだ少ないだろうが、しかし、スマートフォンやSNSが隆盛の昨今。アプリやプログラム開発を商機と感じ、プログラミング言語を学ぼうとするR25世代のビジネスマンは増えているのではないだろうか? 全国にパソコン教室を展開する、ナガセキャリアセンターの岡田正道さんにお話を伺った。

「以前よりは増えていると思います。なかでも多いのは、IT業界への転職を見据えて資格取得などを目的に入学される方ですね。また、iPhoneやAndroidのアプリ制作を行うためにプログラミングを習得する方も増えています。そのほか、事務職の方がExcelやAccessで、より高度な処理を行えるようにプログラミングを学ぶケースもありますね」(岡田さん)

同スクールに通いはじめるほとんどの人は初心者とのことで、意外とハードルは高くないようだ。しかしプログラミング言語は種類が多すぎて、何を学べばよいか分からない。そこで、岡田さんから伺ったお話をもとに、主要な言語を大きくわけて3つのジャンルにまとめてみた。

【webサイト制作】
ActionScript(Adobe Flashで動作するゲームなどに使われる)
PHP(予約サイトの情報入力などに使われる)
JavaScript(細かな動作を含むサイトなどに使われる)

【アプリ開発】
Objective-C(iPhoneやiPadのアプリに使われる)
Java(Androidのアプリや様々なシステムの開発に使われる)

【事務系】
VBA(ExcelやAcceessの自動化、カスタマイズを可能にする)

当然のことながら、目的によって学ぶ言語は異なっている。だが、目的に応じた言語を1つマスターすればOKかというと、必ずしもそうではないらしい。

「アプリ開発や事務系については1つの言語を学ぶ形で問題ありませんが、webサイトの場合、1つの言語ではサイトの一部分のシステムしか作れないケースが多いため、先に挙げた3つの基礎部分を万遍なく学ぶのが理想です。また、同時にwebデザインやHTMLなど、webサイト制作の基礎的な知識を学ぶことも必須ですね」(同)

そのため同スクールでは、webサイト制作を目的にする際、デザインなどの基礎的な知識を学びつつ、主要3言語を身につけていく。ちなみに個人差はあるが、90時間ほどの授業で、Adobe Flashなどを組み込んだwebサイトを一人で作れるようになるとのこと。そのうえで特定の言語をさらに詳しく学んでいくのが理想的なようだ。アプリ開発の場合は言語こそ1つだが、自分で作れるようになるにはほかの言語と同じように90時間程度かかる。事務系のVBAはその半分ほどで修了するとのこと。

「授業は決まった時間に全員が教室に集まって行うのではなく、自分の好きな時間に来てテキストを見ながら学び、分からないところを講師に質問しながら一人で進めるフリータイム形式が基本ですね。プログラミング学習は人により進捗に差が出やすいので、マイペースに進められるこの形式を基本にするスクールは多いと思います」(同)

プログラミングの知識が、今後ますます重宝されるのは想像に難くない。今のうちにはじめてみるのも悪くないかも?
(河合力)

※この記事は2012年6月に取材・掲載した記事です

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