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個人でも買って使える3Dプリンタ

2013.08.14 WED


フィラメントは全16色で1個6300円。1カートリッジでスマホカバーなら約15個分の印刷が可能。販売元のイグアスによれば、主な販売先は企業や学校だが、個人での購入者も複数いるそうだ
このところニュースなどで話題にのぼることが多い3Dプリンタ。「立体物が印刷できる」という新しい技術は多くの人に興味深いものですが、価格的にまだまだ一般には縁遠いという印象があるのではないでしょうか。しかし、実際は低価格化がかなり進んでいて、個人でも十分に買える価格になっているんです。

3D Systemsの『Cube』は、そんな個人でも買える3Dプリンタの最新機種です。熱溶解積層法といって、フィラメントと呼ばれる細長いプラスチックのヒモを約200度に熱して溶かし、少しずつ台座に積み重ねていき立体物を“印刷”するタイプ。価格は税込で16万8000円と、紙用のプリンタ並みとはいきませんが、ちょっとがんばれば買えそうですよね。

大きさは縦260×横260×高さ340mmとデスクトップサイズで、最大で縦横高さがそれぞれ14cmまでのものを印刷可能。所要時間は小さなものなら数十分、大きなものでもおおよそ3~4時間程度です。

印刷される立体物は、少しずつ樹脂を積み重ねるため、どうしてもデコボコが目立つところもありますが、使っている樹脂はABSという耐久性の高いものなので、強度や精密さは想像以上。スマホカバーやキーホルダーという単純なものなら、印刷したそのままでも実用に耐えそうです。

操作方法はUSBメモリ経由でデータを本体に読み込ませ、タッチパネルで操作するだけ。つまり、3Dデータさえ手元にあれば、印刷作業自体は一般的な紙のプリンタと同程度のお手軽さです。

肝心の3Dデータの作成には、3D CADソフトとそれを操る技能が必要ですが、最近は3Dプリンタで印刷可能な3Dデータを配布しているウェブサイトも増えています。開発元の3D SystemsでもCubify.comというサイトを運営しており、ここから簡単なものなら無償で、複雑なものは有償で3Dデータを入手可能です。

実際のところデータ作成や作れるもののサイズなど制約が多いので、「誰でも使いこなせる」とまでは言いづらいところです。でも「欲しい物はデータで買って、現物は自宅で印刷する」なんて未来を感じさせてくれるアイテムであることは間違いありませんよ。
(青山祐輔)

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