スマホ連携で警告音が鳴るステッカーも人気

タクシー「忘れ物防止」最新技術

2014.01.16 THU


車内に設置した4台のカメラが自動的に忘れ物を検出。乗客の顔は映らないため、プライバシー保護にも配慮されている 図版作成/藤田としお 画像提供/kmグループ
正月気分もさめやらぬ新年会シーズン、気をつけたいのが「忘れ物」だ。酔った帰りのタクシーに、スマホや財布を置き忘れてしまう人は多いもの。東京タクシーセンターによれば、平成24年度のタクシー内での忘れ物は5万3346件。その半数以上が“携帯電話・スマホ”で、“財布”や“カバン”がそれに続く。もし領収書をもらっていなかったら、取り戻すには相当な手間がかかってしまう。

そこでタクシー大手のkmグループは、世界初の「タクシー忘れ物防止システム」を開発した。車内の天井と座席の足元、トランクに計4台の小型カメラを設置。乗客の乗車前と降車後の画像を自動的に比較することで、忘れ物を検出する。乗車前になかったものが見つかるとアラームが鳴り、忘れ物を未然に防げるという。精度は高く、ボールペンや硬貨のようなものでも検知できる。今年7月までにグループの全車両に装着し、将来的に全国のタクシーに広げていく予定だとか。

「スマホは、精算時にポケットから滑り落ちたり、座席上に置いたまま忘れてしまうケースが多いようです。また、スマホで通話しながら降車し、トランク内に大きな荷物を忘れるお客様もいます。このシステムの採用によって、車内の忘れ物を防げれば何よりです」(kmグループ企画広報室・李斯慧さん)

一方で、自分でできる忘れ物対策としては、スマホと連携する「忘れ物防止ブザー」が人気を呼んでいる。なかでも『ステッカー・ファインド』(メディアブリッジ)は、薄いコインのようなサイズが特徴。なくしたくないものに貼っておくと、自分のスマホと一定距離以上に離れた場合にアラームが鳴り、置き忘れに気付かせてくれる。バッテリーは1年程度持つので、「転ばぬ先の杖」として財布やカバンに忍ばせておくのもよさそうだ。

技術の進化は、うっかり者にとってありがたい限り。頼りきりにならない程度に、上手に活用したい。
(呉 琢磨)


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