10円から本が読める新機軸

電子書籍「パピレス」の使い心地

2014.07.14 MON


「パピレスプラス」のトップ画面。1記事は最安値が10円で、高いものでも160円とリーズナブル(サイトスタート時点)。記事や章単位なら試し読みにももってこいだ
7月2~4日に東京国際展示場で開催された「電子書籍EXPO」。全国の出版社や電子書籍を取り扱うメーカーなどが多数展示を行い、盛況の内に幕を閉じた。今回のイベントでは、新端末の発表などはなかったものの、現状の“素材”を生かした電子書籍の新たな可能性が各メーカーから提示された。

なかでも目を引いたのは、6月19日から新コンセプトの電子書籍事業をスタートさせた「パピレスプラス」(株式会社パピレス)。「これまでの電子書店のスタイルを払拭する」という触れ込みで、連日講演も行った。

このパピレスプラスが提案する新コンセプトは、ビジネスマンのライフスタイルを踏まえたようだ。そもそも、パピレスプラスを運営する株式会社パピレスは、1995年の創業以来、電子書籍の配信サービス「電子書店パピレス」を19年以上運営してきた老舗。が、多忙なビジネスマンに対して、書籍を1冊ずつ販売する従来の方法に疑問を感じてきたのだという。

そこで新たに提案されたのが、書籍内容を分冊し、章・記事ごとに販売するという従来にはないスタイル。これまでの電子書籍ストアは、紙の書籍と同じく1冊単位で購入・ダウンロードをするのが一般的だったが、このシステムを使えば、ユーザーは自分が必要とする情報だけを購読できるようになる。

これまでにもAndroidアプリを使用して雑誌を記事単位で販売する方法などはあったが、自分のほしい内容の章・記事を書籍から抜粋して購入できるというのは初めての試み。パピレスプラスの特徴をまとめた。

●記事、章単位での購入が可能
→最も安い記事は10円から購入可能。プリペイド式のポイントを事前購入するシステム。

●ビジネス書・実用書を中心に充実のラインナップ
→6月19日のサイトスタート時の10円で利用できる分冊数は5596記事にも及ぶ。

●様々な端末で利用可能
→アプリのダウンロードは必要なく、ブラウザ上で利用可能なため、スマホ、タブレット、パソコン等で閲覧できる。パソコンで読めなかった続きをスマホで、なんて利用もできる。

●賢い使い方
→サイト上では、1記事あたりの読了時間の目安が表示されるため、限られた時間で購入するかどうかの基準になる。また、すべての記事の冒頭が読めるため失敗も少ない。

もちろん、気に入れば一冊まるごと買うこともできるなど、これまでと同様の使い方も可能。パピレスプラスを使えば、「一冊読むのは大変だけど…」と思うようなビジネス書でも簡単に試すことができる。どんなラインナップが用意されているのか、一度サイトをのぞいてみては?

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