Amazonの「Kiva」など“人の代わり”を一手に担う!?

大活躍!「産業ロボット」最前線

2015.02.12 THU


持ち上げるのはあくまで“人力”。アクティブなサポーターといったところ 撮影/林 和也
「ロボット」と言われるとまだまだ遠い先の未来を想像してしまいがちだが、家庭やオフィスに比べ、製造、生産、物流などの現場ではロボットの導入は早い段階で行われてきた。ロボットアームなどはその代表例だ。最近はいわゆる産業ロボットにも、より“ロボットらしい”ものが続々登場しているという。そこで、最先端の産業ロボットをいくつか取り上げてみた。

○運搬ロボの導入でネット通販がもっと早くなる!
Kiva
[Amazon]
無人飛行機による配達システムの開発が話題となったAmazon。近未来を感じさせる出来事だが、米国にある最新の物流センターでは、自動で動き回るネットワークロボットがすでに活躍している。ロボットに搭載したカメラとリアルタイム画像処理システムにより、目的の商品が入った棚を見つけ、梱包担当スタッフのところまで運んでくれるのだ。3000ポンド(約1361kg)を超える商品の運搬が可能な「Kiva」の導入でスタッフの作業効率も向上。より多くの商品を取り扱うことができるようになる可能性もあるとか。

○山の急な斜面を安全に走破 林業従事者を守る強い味方
林地内走破用モビリティ
[早稲田大学理工学術院]
危険度が高い林業の職場環境を改善するために開発されたロボット。人間でも移動が困難な山林の急斜面を、荷物を載せて走れる構造になっており、人手不足に悩む林業界の救世主として期待されている。

○腰の負担を軽減させたい!実用間近のアシストスーツ
アシストスーツAWN-02
[アクティブリンク]
荷物の上げ下ろし時の腰の負担を軽減するアシストスーツで、パナソニックの社内ベンチャーが年内をめどに製品化をめざす。約7kgのスーツにはふたつのモーターを内蔵。腰部分のセンサーが使用者の動作を検知し、荷物を持って上半身を起こしたり、上体を保持したりして荷物を運ぶサポートをしてくれる。物流や建設現場での活躍が期待されている。

○高線量域も臆さない 頼れる遠隔操作ロボ
MHI-MEISTeR
[三菱重工業]
7つの関節(7自由度)を備えた2本のロボットアームと遠隔操作により、人間が近づけない災害・事故現場で多彩な作業を行える敏腕ロボ。耐放射線性能や遠隔操縦性に優れているため、高線量域での各種作業にも対応できる。現在は東京電力・福島第一原子力発電所に投入され、施設内の点検・監視や、除染作業などに奮闘中!

○牛のお乳増量に貢献 牛舎の“餌寄せ”達人ロボ
餌寄せロボット JUNO100
[LELY]
牛舎内の“餌寄せ”作業を黙々と行う働き者。人の手では1日6回程度が限界という餌寄せを、昼夜を問わず最大1日24回できるため、牛が餌を常に食べられる状態を維持できる。乳量の増加につなげることが可能だそう。

○イチゴ“大規模生産”へ 機械の腕が収穫を担う
定置型イチゴ収穫ロボット
[農研機構生研センター・シブヤ精機・愛媛県農林水産研究所]
イチゴ栽培に費やされる労働時間のうち、1/4を占める収穫作業。このロボットは特別な栽培装置と連動して収穫作業を自動化し、イチゴの大規模生産に貢献できると注目されている。15(イチゴ)がつく2015年はブレイク必至?

○土づくりから収穫まで無人化を実現!? 夢のロボットトラクター
ロボットトラクター
[ヤンマー]
高効率、低コストにつながる農業機械のニーズが高まる中、ヤンマーは「ロボットトラクター」を開発中。トラクターは無人走行システムを搭載。タブレット端末を通じて、2台のトラクターを1人で直感的にコントロールでき、より少ない人数で多くの農作業が行うことができるようになるという。熟練の技が必要な農作業を、最新のテクノロジーがカバーできる未来が訪れれば、農業の間口が広がり、若者の就農率も上がるかも。

どんな重労働にも文句を言わず、人の何倍も効率よく作業をこなすロボットたち。これからもどんなロボットが登場するのか、期待したい。
(verb+『R25』編集部)

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