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真打登場!タブレット版Officeの使い勝手

2015.02.27 FRI


エクセルのグラフもしっかり再現される。グラフの種類やデザイン変更も、PC版とほぼ同様の感覚で行えるのは大きな魅力 ※この画像はスクリーンショットです
スマートフォンやタブレット端末で、電話やメール、ネット閲覧などたいていの用事が片付くようになったとはいえ、いまだにノートPCを持ち歩いている人も多いはず。そのいちばんの理由が、エクセルやワードといったOffice系文書の存在だろう。AndroidやiOS向けのOffice互換アプリも多数登場しているが、元のレイアウトが崩れてしまったり編集機能に物足りない点があったりと、なかなか満足できる製品に出会えなかったというのが正直なところに違いない。

しかし、そうした不満がいよいよ解消される日がやってきたかもしれない。Officeの開発元であるマイクロソフトが、iPadやAndroidタブレット向けのOfficeアプリ(エクセル、ワード、パワーポイント)を正式リリースしたのだ。そこで早速、Androidタブレット(Nexus7/2013_Ver5.0.2)を使い、その使い勝手を体感してみた。

まずはインターフェースから。さすが本家がリリースしただけあって、タブやメニュー構成などはPC版Officeとほぼ同じ感覚で利用できる。タブレットでの利用を考え、タッチ操作がしやすいようにメニューやボタンの大きさが調整されており、この点ではPC版Office(2013)をWindowsタブレットでタッチ操作するよりも快適な印象を受けた。

なんといってもうれしいのは、PCで作成した文書がグラフやワードアートといったビジュアル系のオブジェクトを含め、ほぼ完璧な状態で表示できる互換性の高さ。端末にインストールされていない書体が別の書体に置き換えられてしまうが、他社製のOffice互換アプリに比べると、やはり雲泥の差がある。すべてを検証したわけではないが、エクセルの関数やパワーポイントの画面切り替え効果もほとんど機能してくれるようだ。

文書の編集や新規作成に関しては、残念ながらPC版そのままというわけにはいかない。たとえばワードの場合、PC版で作成した文書に含まれているオブジェクトの編集はできるが、ワードアートなど高度なオブジェクトを新規挿入することができない。文書の書式や段落設定も限定的になっている。また、ほとんどの機能が無料で利用できるが、ワードは段組や変更履歴の記録など、パワーポイントはスライドショーに追加したインク注釈の保存など、一部の機能は定額サービスの「Office365」(毎月1274円~)を購入しなければ利用できない点にも注意が必要だ。

とはいえ無料の範囲でも、かなり使えるというのが試用した感想だ。特に、Bluetooth経由で外付けのキーボードとマウスを接続して使うと、ノートPC+Officeにかなり近い感覚で作業をすることができた。実際、この原稿もAndroidタブレット版のワードで書いたが、ほとんどストレスを感じなかった。PCで作成したOffice文書の確認や編集なら、もはやこれ一択といっても過言ではないと思う。

タブレット向けに最適化されるという新OS「Windows10」が正式発表され、Windows10用のOfficeが登場すれば事情は変わるかもしれないが、それまでは確実に仕事の心強い味方となってくれそうなAndroidタブレット/iPad向けのOfficeアプリ。重たいノートPCを持ち歩くのに辟易している人は、ぜひ試してみてほしい。

(石井タブ郎)

記事提供/『R25スマホ情報局』

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