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ついに登場!スマホ向けOutlookの実力

2015.03.04 WED


件名を左にスワイプするとスケジュール、右にスワイプするとアーカイブの設定ができる。スワイプの割り振りを変更することも可能だ
職場のパソコンで採用されているケースが多い、マイクロソフト社のメール&スケジュール管理ソフト「Outlook」。そのスマートフォン向けアプリが先日リリースされた。

「Inbox(Inbox by Gmail)」のような新しいメールサービスが注目されるなかでの登場だけに、その出来栄えが気になるところだろう。そこで、Android向けの「Microsoft Outlook のプレビュー(以下Outlook)」を使い、主な機能や使ってみた感想をレポートする。なお、同時期にリリースされたiOS向けの「Outlook for iOS」は正式版となっているが、機能はほぼ同等だ。

まずは主軸となるメール機能から。Outlook.comはもちろん、GmailやiCloud、Yahooメールといった主要なWebメールサービスのアカウントが登録可能。複数のアカウントをひとつのアプリでチェックできるのが便利なところだ。手動セットアップをすれば、会社のメールアカウント(許可されている場合)も登録できる。

Gmailの「優先トレイ」のように、アプリ側で重要と判断したメールが「Focused(優先)」タブに仕分けられるようになっているのは、パソコン版のOutlook(2013)にはない新機能。さらに、今すぐに読む必要がないメールを、指定した期間だけ隠す「スケジュール」機能や、用済みのメールを受信トレイから隠して保管する「アーカイブ」機能も用意されている。

スケジュールやアーカイブを活用し、受信トレイ内のメール件数を減らすことで仕事の効率をアップさせる発想はInboxと同じだが、OutlookではGmail以外のメールアカウントでもスケジュールやアーカイブが利用できる点が大きな魅力。受信トレイのメール件数がゼロになった際に、毎回違った“お祝い”のメッセージが表示されるのも、Inboxに比べお茶目なところだろう。

そしてOutlookならではの特徴ともいえるスケジュール管理機能。こちらは、最新版の「Googleカレンダー」アプリのように予定一覧のチェックがメインとなっており、月表示や週表示には対応していない。メールと同様に、GoogleカレンダーやOutlook.comといったオンラインカレンダーと同期させることが可能だが、Outlookアプリ上で新規の予定を作成する際の操作にクセがあるのが気になるところ。特に、時間帯の設定は理解するまでに時間がかかった。

とはいえ、パソコン版Outlookのようにイベント(会議)の出席依頼や、こちらの都合がよい時間帯の候補を予定表から抜き出し、相手にメールで送信できるのは便利。もちろんOutlook.comの利用者同士なら、出欠の確認もオンラインで行うことができる。

アプリ版で特に便利だと感じたのは、各メールアカウントの添付書類をオンラインストレージ内のデータのように扱うことができる「ファイル」機能。メールアカウントだけでなく、DropboxやOneDriveなどオンラインストレージのデータも扱えるようになっており、簡単な操作でメールに添付したり、ファイルの内容が確認できるようになっている。

メールの処理、スケジュール管理、オンラインストレージの操作といえば、仕事でデジタルツールを利用する際の三大要素。これらがひとつのアプリの中で連携しているのは、Outlookのもっとも便利なところ。複数のメールアカウント、オンラインカレンダー、ストレージを束ねて管理できる点も、用途に応じサービスの使い分けをしている人にとっては魅力的だろう。

リリースされたばかりということで、未熟な点も多いようだが、ビジネスアプリとして、今後の成長が気になるOutlook。ビジネスメールの標準アプリとなる可能性も十分にあるので、今からチェックしておいても損はないだろう。

(石井見通し郎)

記事提供/『R25スマホ情報局』

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