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顔認証、チケットアプリ…「転売対策」最前線

2015.04.20 MON


ファンにとっては喉から手が出るほどほしいチケットだが…
コンサートや舞台のチケットがネットで簡単に購入できるなか、悪質な転売行為の増加が問題になっている。特に入手困難なチケットは、定価の何十倍もの値段で売買されていることもあるそう。こうした深刻な“ダフ屋”行為を背景に、イベント主催者もチケット販売業者もそれぞれ対策を講じている。

例えば、ジャニーズネットコンサート事務局では、ネットオークションで転売されていることが判明したチケットの番号をサイト内で公表。その番号のチケットを持っている人は入場させないようにしている。また、「ももいろクローバーZ」のコンサートでは、NECが開発した顔認証システムを採用。チケット購入時にWeb上の会員ページなどであらかじめ購入者の顔画像を登録。当日、会場で顔写真を撮影し、事前に登録した画像と照合することで本人確認を厳密に行い、転売を牽制している。顔認証システムには、従来の顔写真付き身分証明書を目視で確認する方法と比べ、確認時間を最大30%短縮できるという利点もあるという。

一方、チケット販売業者も対応を進めている。 PCやスマホから簡単にチケットが購入できるスマホチケットアプリ「tixee」は、転売を防止する仕組みを大きく2つ設けている。1つ目は、チケット譲渡の制限機能。「tixee」ではチケットの譲渡を行う「GIFT」機能を設けているが、この機能を主催者側の意向に合わせて停止、もしくは譲渡する範囲を制限することができる。2つ目は、座席番号を公演直前まで公表しないこと。良い席であれば高値をつけて転売しやすいが、直前まで席番号がわからないと値段がつけにくく転売しにくいのだ。

「そもそもデジタル化されたチケットは、端末などのデータと紐付けがなされ転売しにくいため、転売問題で悩む主催者からの問い合わせが増えています」と、tixeeの運営会社Live Stylesの中村彰浩さん。それでも万が一オークションに出品していたことがわかった際には、ユーザーに対して出品取り下げのアラートメールを送るなどの対応をしているそうだ。

このようにそれぞれの立場で防止策が講じられているが、最大の抑止力は転売されているチケットを買わないというユーザーの対応。「いくら出しても観に行きたい!」というのがファンの心情だが、そこはグッとこらえて正規のルートでのみ入手するよう心がけよう。

(眞島亮人/H14)

■取材協力

おトクに買えるスマホチケットアプリtixee

記事提供/『R25スマホ情報局』

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