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鍵をスマホ化、気になるセキュリティは?

2015.04.24 FRI


家に帰ったらスマホのアプリでドアを開錠。家の内側からは「Akerun」本体をタッチすれば開錠や施錠ができる。
世界初の後付型スマートロック「Akerun」が4月23日に発売された。スマートロックとはスマホなどを家の鍵代わりに利用し、扉を遠隔操作で開閉することができるシステムのこと。今後はこれとスマホがあれば鍵を持ち歩かなくても、家の鍵を開け閉めできるようになる。

「Akerun」はドアの内側の鍵部分(サムターン)に取り付けるガジェット。バッテリーを内蔵しており、スマホアプリの操作でサムターンを回す、構造的には非常にシンプルなつくりだ。ドアとの固定には粘着テープを利用するので、専門業者を呼ぶ必要がなく、手軽に設置することができる。付属のセンサーによって、ドアのオートロックも実現しており、これでもう外出中に鍵の掛け忘れに不安を感じることはない。

さらに、スマホ連動ならではの機能として、鍵をシェアできるのも面白い。相手が無料の専用アプリをインストールさえしていれば、後は先方の電話番号を入力するだけ。自動でSMSやメールが送信され、それを受信した相手のアプリに鍵が追加される。有効期限を制限できるので、恋人や友達との合鍵がわりにも使えそうだ。また、アプリで確認できる入出記録は、子供や年配の方の在宅確認にも役立つだろう。

そんな鍵のスマート化をお手軽に実現してくれる「Akerun」だが、安全性が気になるところ。そこで、開発メーカーのフォトシンス・代表取締役社長の河瀬航大氏に、気になる3つの疑問を投げかけてみた。

Q1.スマホのバッテリーが切れてしまった場合、どうやって自宅の鍵を開ければいいのだろう?

「別のスマホやタブレットなどをお持ちの場合は、アプリをインストールし、Webログインすることでも、施錠や開錠ができます。複数の端末を持っている人は、予備でダウンロードしておくといいかもしれませんね。これは、スマホを買い替えた場合も同様ですし、例えば誰かのスマホを一時的に借りて開錠することもできます」(河瀬氏、以下同)

Q2.スマホを紛失してしまった場合、どうしたらいいのだろうか?

「専用アプリにはセキュリティロックを掛けられるので、勝手に操作・開錠されてしまう危険を低くすることができます。万一、セキュリティロックが掛けられていなくても、電話サポートが24時間365日態勢で備えています。IDや秘密の質問に答えていただくことで、すぐにAkerunの機能を遠隔操作で停止させられます」

Q3.Akerun自体がバッテリー切れした場合はどうしたらよいのだろう?

「Akerunで利用しているバッテリーの寿命は約2年間。その残量が40%以下になったらメールやアプリ内で通知を、20%以下になったらオプションで電話連絡や電池の発送を行うサポートも用意しています。また、万一バッテリーが切れたり、故障してしまったりした場合には、パネルを取り外すことでサムターンの操作が可能になります。一方、ドアの外側からは、普段使っている鍵でそのまま開錠・施錠ができます」

Akerunは一般住宅の約8割の鍵に対応しているというが、構造上の理由でダイヤル式など特殊な形状の鍵には使えない。もし対応するか心配な場合は、専用アプリから鍵の写真を撮ってフォトシンス社ヘ送れば、対応可能かをチェックしてもらえるようだ。

ちなみに、スマートウォッチとの連携も見据えている。「iWatch発売に向けて、今まさに対応アプリを開発しているところです。公開予定のアプリでは、iWatchを使って鍵の開・施錠をする機能を提供します」と河瀬氏。

スマホをタップするだけで開閉できる未来型の鍵「Akerun」。気になる人は一度チェックしてみてはいかが?

(丸田鉄平/HEW)

記事提供/『R25スマホ情報局』

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