スマホ事件簿

いじめ対策に…LINEが利用調査

2015.07.31 FRI


“近いコミュニケーション”がアダになることも… ※この画像はサイトのスクリーンショットです
青少年の間で爆発的に普及する一方で、コミュニケーショントラブルの元になることもあるLINE。そのLINEが、利用実態を把握するため、小中高生10万人を対象とした全国調査を行うことを発表した。

同社では2013年1月にネットリテラシーの啓発活動を行う専門部署を設立し、学校や教育機関での講演活動や、情報モラル教材の開発・ワークショップ等を行ってきたが、このたび東京大学大学院・下山晴彦教授(臨床心理学)と共同で9月以降に実施。2016年3月に検証結果を公表、研究用には匿名加工したデータを公開する。方法はアンケート形式での質問紙への回答。調査にあたり、アカウント登録情報・トーク・通話履歴などといったLINE内の個人情報を利用することは一切ないという。

調査により、ネットいじめの実態や学校での従来型のいじめとの関係を把握。対人関係や、周囲の環境、メンタルヘルスといった様々な要因との関連について傾向を分析する。

この取り組みについて、ツイッターには、

「この辺のLINEの動き,とても気になる.いまや教員にとってほぼ避けられない問題の火種となっている」

「公開されたら絶対見る。LINEは社会インフラ同然だからこの種の社会的責任が発生するのは当然」

「ツールをどう使うかで振り回されている人も多いだろうから、提供側と研究側が共同で調査を行う意義は大きいと思う」

「ネットコミュニケーションの健全化の目的とそれに対するアクション、オープンにやろうという姿勢に、プラットフォーマーとしての矜持を感じる」

と、関心をもつ声や、会社の姿勢を評価する声が多くあがっている。ただ一方で、

「やれやれ…被害者は『で?』って感じだよね。んでどうやって解決してくれんの?って」

「いじめのアンケートって答えたら答えたで面倒なことになるのまるわかりだから結局答えなかった気がする」

など、その調査の意義を疑う意見も。また、“そもそも論”として、

「ラインやるのやめようよw」

「何で年齢制限を設けないのか不思議。18歳以下は登録できないようにした方が良いと思うんだけど?子供同士のLINEって悪影響しかないような」

という投稿もある。とはいえ、LINEは、これまで「憶測や推測ではなく、実態に則した対策や啓発活動を実施することに努めて」きたとし、「ネット上で青少年が意図せず巻き込まれるトラブルの根絶を本気で目指していく」とかなりの意気込みをみせている。サービスに制限を設けるべきか否かという議論の前に、まずは徹底的に利用実態を調査・研究するという取り組みは意義あるものといえるだろう。

(花賀太)

【関連リンク】

■LINE、青少年のネット利用実態把握を目的とした10万人規模の全国調査を実施

http://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2015/1039

■「LINE 調査」-Yahoo!検索(リアルタイム)

http://realtime.search.yahoo.co.jp/search?p=LINE%E3%80%80%E8%AA%BF%E6%9F%BB&ei=UTF-8

記事提供/『R25スマホ情報局』

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