スマホ事件簿

iOSの広告ブロック機能に期待と不安

2015.08.29 SAT


今秋に登場すると噂されるiOS 9。Safariにおける広告ブロックのほか、Apple純正のニュースアプリも搭載されるという ※この画像はサイトのスクリーンショットです
9月にも正式リリースされるのではないかと噂のiPhone、iPad向けの新OS「iOS 9」。その機能として大きな話題となっているのが、ウェブブラウザ「Safari」に機能拡張として導入できる「Content Blocker」だ。

「Content Blocker」とは、ウェブサイト上の一部の画像などを非表示にする機能拡張。主に広告コンテンツを読み込まないようにすることで、ページの表示速度を速くしたり、データ通信量を軽減したりする効果がある。

現在、「Content Blocker」としてSafariに導入できるアプリには、Murphy Apps社が開発する「Crystal」がある。そして、同社が「Crystal」を用いてiOS 9のベータ版におけるページの表示速度ならびにデータ通信量を計測したところ、表示速度は平均で3.9倍となり、データ通信量は平均53%の軽減を実現したというのだ。

つまり、「Content Blocker」がSafariに標準搭載されれば、iOSにおいてかなりスピーディーなインターネットが可能となりそうだといえる。この結果を、Yahoo!ブログでITライターの篠原修司さんが伝えると、ツイッターユーザーからは、

「これ、ほんまやったらかなり魅力的。一部webサイト、めっちゃ重くてストレスたまるからなぁ…」

「かなり期待!」

「神機能すぎる!」

など、大歓迎だという声が聞こえてくる。

しかし、無料で閲覧できるウェブサイトのなかには、広告収益で運営されているものも少なくない。ということは、広告がブロックされるとなると、必ずしもいいことばかりではないのも容易に想像できるわけであり、ツイッターでも、

「これは、大きな変化になりそうですね

広告でサイト運営のビジネスモデルが

崩れていきそう」

「やりすぎると、iOSからのアクセス禁止のサイト増えそう。これまで好意的に書いてくれた情報サイトとか」

「広告は邪魔だからいいんだけど、今まで無料で見れてた記事とかが消滅していく可能性があるよなぁ」

「これが当たり前になったら、ネットの利用が難しくなるよね。

無料で利用できるのは、広告のおかげだもんねぇ」

などと、今後のインターネットのビジネスモデルが大きく変容するのではないかとの意見も多く寄せられていた。

たしかに、快適にインターネットができることはうれしいが、その代償としてこれまで無料だったコンテンツが有料化されてしまったら、また別の話となるだろう。「広告ブロック」の問題は、単に快適さを求めるだけでは、クリアされないのかもしれない。

(小浦大生)

【関連リンク】

■iPhoneの新OS『iOS 9』は広告ブロック機能でページ表示速度が3.9倍に。通信量も53%削減(篠原修司) - 個人 - Yahoo!ニュース

http://bylines.news.yahoo.co.jp/shinoharashuji/20150825-00048819/

■Crystal Benchmarks - Murphy Apps

http://murphyapps.co/blog/2015/8/22/crystal-benchmarks

■「iOS 広告ブロック」での検索結果 - Yahoo!検索(リアルタイム)

http://realtime.search.yahoo.co.jp/search?p=iOS+%E5%BA%83%E5%91%8A%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF

記事提供/『R25スマホ情報局』

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